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チンギスハンの勇壮な少年時代を描く! 岡田卓也『ホライズン』全3巻

どうも。風呂に入ると爪が切りたくなる馬頭です。

それはともかく。

岡田卓也『ホライズン』第1巻

『ホライズン』第1巻

(岡田卓也。講談社。講談社コミックス。2014年。463円。188ページ)


チンギスハンが主人公のマンガ。作者は「ワニ男爵」の岡田卓也氏。

1173年から始まるので、まだ父親のイェスゲイが生きているテムジンと名乗っていた少年時代の話です。しかし、その言動は子供のものとは思えない感じ。
というか、これ、何かに似てると思ったら「蒼天航路」だ。王欣太風チンギスハン。ふわっとした気宇壮大なことを言いながら人を驚嘆させたりぶっ殺したり。

岡田卓也『ホライズン』第2巻 岡田卓也『ホライズン』第3巻

『ホライズン』第2巻・第3巻

全3巻。3巻で父イエスゲイが死ぬエピソード。史実とは違うけど、もりあがる話になってます。最後の二話のところは3年後の話。
そういやジャムカが思わせぶりに出ておいて結局テムジンと出会わずに終わっててもったいなかったな。もうちょっと続いて欲しかった。

参照サイト
マンガボックス (MangaBox)
https://www.mangabox.me
チンギス・カン(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3
イェスゲイ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%B2%E3%82%A4
ボルテ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%86
ボロクル(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%83%AB
ジャムカ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A0%E3%82%AB

関連記事
西村緋禄司&上野義幸『マンガ中国の歴史 チンギス・ハンの世界帝国 元から明へ』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1586.html
文字の行き着くところと人の行き着くところ。復讐の結末とは・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第14巻(完結)
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-2072.html
押し寄せる大軍に立ち向かう! 対馬を舞台に元寇を描く。たかぎ七彦『アンゴルモア 元寇合戦記』第1巻と第2巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1917.html
巨人の手を馬として動力に用いるパラレル世界の革命的発展。駕籠真太郎『超動力蒙古大襲来』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1769.html
チンギスカンの波瀾万丈な生涯を描く日豪合作映画。反町隆史主演『蒼き狼 地果て海尽きるまで』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-630.html



「モンゴル帝国誕生 チンギス・カンの都を掘る (講談社選書メチエ)」
「チンギス・カンとその時代」
「蘭と葵 1 (マーガレットコミックス)」



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新選組に会津藩から女の子の間者が送り込まれてきて・・・。おーはしるい『毎日が新選組!』第1巻

どうも。眉毛に切れ目が入っている馬頭です。

それはともかく。

おーはしるい『毎日が新選組!』第1巻

『毎日が新選組!』第1巻

(おーはしるい。芳文社。まんがタイムコミックス。2014年。619円。113ページ)
「元治元年(1864年)。会津藩の間者として新選組の屯所でお世話係をすることになった高坂春(たかさかはる)。しかし、おっちょこちょいの粗忽者の春は、間者とバレているのに自分だけがそれに気づかず働いていて・・・」


「まんがタイムファミリー」に掲載されていた新選組四コママンガ。作者はおーはしるい氏。

主人公の女の子は高坂春の偽名で働いていますが、まだ作中で名前は出てませんがどうやら高木時尾のようです。禁門の変の時に父親が戦死しているというエピソードがあるので。まあ表紙絵の一緒にいる男が斎藤一ですから、そういうことでしょう。
のほほん、おっとり、おっちょこちょい。そんな女の子に間者が務まるのか、ということですが、まったく何ひとつ務まっておらず、そんな様子を見守る新選組の面々たち・・・。
緩いコメディではありますが、でも、時代がそうもいってられないので、ハードな展開が背景として描かれます。そうしたギャップがまた面白いです。

参照サイト
るいまる(おーはしるい公式)
http://ruimaru.hacca.jp
芳文社 まんがタイムweb
http://www.manga-time.com
斎藤一(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E4%B8%80
禁門の変(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%81%E9%96%80%E3%81%AE%E5%A4%89

関連記事
禁門の変でおおいに活躍してみせた新撰組だったのだが・・・。盛田賢司『月明星稀 さよなら新撰組(GETSU MEI SEI KI)』第8巻・第9巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-851.html
現代の脳外科医が幕末にタイムスリップしてしまい・・・。村上もとか『JIN -仁-』第1巻から10巻まで
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1034.html
無理にモテさせない山本八重こそ正解かと。松尾しより『清らかにたかく ハンサム・ガール 幕末の山本八重』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1839.html
会津との繋がりをメインに斎藤一の戦いの軌跡を描く。菅野文『誠のくに』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1642.html
鉄砲を撃ちたいというおてんば娘が破天荒に大活躍。竹村洋平&山本むつみ『八重の桜』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1522.html
幕末大好き女子たちの生態を紹介。ししゃも歳三&今川美玖『萌えよ幕末女子 〜蛤御門でつかまえて〜』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1858.html



「だんだらごはん(1) 」
「斎藤一 - 新選組最強の剣客 (中公文庫)」
「江戸幕府崩壊 孝明天皇と「一会桑」 (講談社学術文庫)」



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山本八重が平和な時代の会津で繰り広げるどたばたコメディ。ていお亭ていお『山本さんちのガン・ガール』

どうも。馬頭です。
一度でいいから火縄銃を撃ってみたい。

それはともかく。

ていお亭ていお『山本さんちのガン・ガール』

『山本さんちのガン・ガール』

(ていお亭ていお。監修・会津佐哲。双葉社。アクションコミックス。2016年。740円。129ページ)


幕末、会津戦争で銃をとって活躍した山本八重を主人公にして、きな臭くなる前の会津を舞台にしたほっこり四コママンガです。

ガンマニアの山本八重が、高木時尾や日向ユキ(内藤ユキ)、中野竹子、山川操、照姫などを巻き込んでのドタバタした日常を送ります。
会津藩の悲劇的な結末を想像させない楽しい作品です。

参照サイト
ていおブログ
http://teioblog.blogspot.jp
WEBコミックアクション
http://webaction.jp
新島八重(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B3%B6%E5%85%AB%E9%87%8D
中野竹子(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%87%8E%E7%AB%B9%E5%AD%90
松平照(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B9%B3%E7%85%A7
会津藩(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9A%E6%B4%A5%E8%97%A9
会津戦争(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9A%E6%B4%A5%E6%88%A6%E4%BA%89
内藤ユキ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E8%97%A4%E3%83%A6%E3%82%AD
Jäger (infantry)(Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/J%C3%A4ger_(infantry)

関連記事
恋愛漫画の名手が描く新島八重の生き様。藤井みつる『ハンサムレディ 新島八重物語』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1860.html
無理にモテさせない山本八重こそ正解かと。松尾しより『清らかにたかく ハンサム・ガール 幕末の山本八重』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1839.html
男前な山本八重を描ききる! 会津戦争で完結。竹村洋平&山本むつみ『八重の桜』第3巻(完結)
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1747.html
新連載は大河ドラマに合わせての「八重の桜」の変則的コミカライズ。『サムライエース(SAMURAI A)』2013年 vol.4
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1431.html
戊辰戦争の悲劇の中にいた人々の哀切のこもった歌が・・・。ししゃも歳三&今川美玖『泣きうた 幕末 悲運の戊辰敗軍編』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1760.html



「武器と防具 幕末編 [Truth In Fantasy]」
「八重の桜 完全版 第弐集 Blu-ray BOX」
「雑賀の女鉄砲撃ち」



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焦土戦術でローマ軍を追い詰めたヴェルチンだが・・・。内水融『アグリッパ(AGRIPPA)』第3巻

どうも。野垂れ死に予定の馬頭です。

それはともかく。

内水融『アグリッパ(AGRIPPA)』第3巻

『アグリッパ(AGRIPPA)』第3巻

(内水融。集英社。ジャンプコミックス。2012年。495円。183ページ。)
「ヴェルチンはガリアへ侵攻してきたローマ軍に直接向かうのではなく、ローマの同盟部族ボイイ族の都市ゴルゴビナを攻囲する。しかし、カエサルは進路の都市を次々と陥落させガリア人たちを動揺させるのだった。
だが、この状況はヴェルチンの狙った通りで・・・」


ガリアの英雄ウェルキンゲトリックスが主人公の漫画「アグリッパ」の第3巻です。
連載は「ジャンプSQ」の増刊「ジャンプSQ19」。

ガリア人たちの想像の上を行くカエサル率いるローマ軍。だけど、それを上回るヴェルチンの術策がローマ軍をハメていきます。
この巻ではヴェルチンが完全に上を行ってますね。
新キャラのボイイ族のリタウィクスが相当な曲者っぽいので次の巻でどうなることやら。

参照サイト
ジャンプスクエア
http://jumpsq.shueisha.co.jp/
ウェルキンゲトリクス(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%82%B9
ガリア戦争(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E4%BA%89
アウァリクム包囲戦(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%A0%E5%8C%85%E5%9B%B2%E6%88%A6
マルクス・ウィプサニウス・アグリッパ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%97%E3%82%B5%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91
ボイイ族(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%A4%E6%97%8F
オッピドゥム(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%A0

関連記事
ヴェルチンは救い出され、ガリアの反乱を率いることになるが・・・。内水融『アグリッパ(AGRIPPA)』第2巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1044.html
ローマ帝国の近衛大隊長がゲルマニアで窮地に陥り・・・。榊原剛『ローマ ヴィクター』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-799.html
ローマによって支配された全ガリアの反乱がはじまる。内水融『アグリッパ(AGRIPPA)』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-733.html
教会から追われる遍歴医師バズの活躍を描く。内水融『アスクレピオス』全3巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-295.html
ケルトものの本は図版が豊富なほうがいいですね。サイモン・ジェームズ『図説ケルト』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-481.html
カエサルがガリアの地での壮絶かつ長期にわたる戦いを書く。岩波文庫・カエサル『ガリア戦記』
http://xwablog.exblog.jp/8081832
古代ローマの激動の時代を描く長編テレビドラマ。ジョン・ミリアス監督『ROME(ローマ)』
http://xwablog.exblog.jp/8032543
初代ローマ皇帝の治世を描く良作。さかもと未明&小堀馨子『マンガ ローマ帝国の歴史2 アウグストゥス、揺るぎなき帝国の礎』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-506.html



「ケルト人の歴史と文化」
「ガリア戦記 Gaius Julius Caesar」
「ユリア・カエサルの決断 1 ガリア戦記 (オーバーラップ文庫)」



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宝暦治水の難工事を描く。薩摩武士の意地の通し方が凄まじい。平田弘史『薩摩義士伝』全5巻

どうも。馬頭です。
ミュシャ展にまた行こうとしてたんですが、風邪引いてしまってやめました。この日のためにせっかくオペラグラス買ったんだけどなぁ。

それはともかく。

平田弘史『薩摩義士伝』第1巻

『薩摩義士伝』第1巻

(平田弘史。リイド社。SPコミックス。時代劇画コミックシリーズ。2001年。952円。260ページ)
「宝暦3年(1753年)の薩摩。極度の貧困と身分格差の中で鬱屈し極端な武士道を育て上げていた薩摩武士たちは、幕府からの木曽三川の治水事業の手伝普請の命令を受け、藩の命運を懸けた難工事に挑むことになり・・・」


宝暦治水を題材にした平田弘史氏の超傑作時代劇。この単行本は、もとは日本文芸社から1986年に出たものの新装版。

宝暦4年からはじまった木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)を治水工事する命令を幕府からくだされた薩摩藩が、苦悩・奮闘しながら不条理な工事をしていくことになります。
薩摩武士たちの不屈の意志と恐ろしさがめちゃくちゃカッコいい作品で、平田作品の中でも最高傑作ともいえるかと。
とにかく薩摩武士の極端なまでの強情っぷりが凄い。あと冒頭の「ひえもんとり」は衝撃的。
全5巻。これ、面白いんだけど最後がなんか打ち切ったようで、凄くもったいない。

参照サイト
平田弘史 HP
http://www2.wbs.ne.jp/~tesh/
平田弘史(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E7%94%B0%E5%BC%98%E5%8F%B2
宝暦治水事件(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E6%9A%A6%E6%B2%BB%E6%B0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6
薩摩藩(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%A9%E6%91%A9%E8%97%A9
平田靱負(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E7%94%B0%E9%9D%B1%E8%B2%A0

関連記事
不条理に翻弄される侍たちの壮烈。『平田弘史傑作選 第一巻 介錯』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1627.html
知られざる薩摩藩士による木曽川治水。そして江戸には洋書の医学書を訳そうとする人たちが・・・。みなもと太郎『ワイド版 風雲児たち』第4巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-320.html
敗走する島津軍の諸事情を解説する。桐野作人『関ヶ原 島津退き口 敵中突破三〇〇里』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1622.html
平野耕太の新連載「ドリフターズ」は、なんとメインが島津豊久ですよ。『ヤングキングOURS(アワーズ)』2009年6月号
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-47.html
戦いに明け暮れた島津家四兄弟のそれぞれの結末。岡村賢二『島津戦記』第2巻 関ヶ原退き口編
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1972.html



「宝暦治水と平田靭負: 史実と顕彰の歩み」
「薩南示現流 2巻」
「増補 洪水と治水の河川史―水害の制圧から受容へ (平凡社ライブラリー)」



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女人禁制の正教会の聖地への訪問記。川又一英『聖山アトス ビザンチンの誘惑』

どうも。どんな話であれ安易にいい話にするのを許さない馬頭です。

それはともかく。

川又一英『聖山アトス ビザンチンの誘惑』

『聖山アトス ビザンチンの誘惑』

(川又一英。新潮社。新潮選書。1989年。780円。185ページ)
第一章 聖なる山へ
第二章 修道士マカリオス
第三章 聖パンテレイモン修道院
第四章 モーセの山
第五章 花の祝祭
あとがき


「イヴァン雷帝 ロシアという謎」の著者で自身も正教徒という美術研究家にして小説家の故・川又一英(かわまたかずひで)氏が書いた正教会の聖山であるアトスへの訪問記みたいのです。

参照サイト
新潮社
http://www.shinchosha.co.jp
アトス山(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%88%E3%82%B9%E5%B1%B1
アトス自治修道士共和国(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%88%E3%82%B9%E8%87%AA%E6%B2%BB%E4%BF%AE%E9%81%93%E5%A3%AB%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD
ギリシャ正教(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E6%AD%A3%E6%95%99
川又一英(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%8F%88%E4%B8%80%E8%8B%B1

関連記事
旧ビザンツ帝国領を巡り歴史に想いを馳せる。那谷敏郎『紀行ビザンチン史』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-416.html
聖ソフィア大聖堂のモザイクから読み取れるビザンツ史。浅野和生『イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-62.html
母乳を飲んでパワーアップ! 13歳の少年が吸いまくる。吉野弘幸&佐藤健悦『聖痕のクェイサー』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/8121862/
あまり知られていない東方キリスト教の歴史について。森安達也『世界宗教史叢書 3 キリスト教史 III』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-391.html



「エーゲ海の修道士―聖山アトスに生きる」
「世界の聖域〈13〉聖山アトス (1981年)」
「シルワンの手記 : 聖山アトスの修道者」



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悲惨な戦争の現実とロシアの腐敗。アンナ・ポリトコフスカヤ『チェチェン やめられない戦争』

どうも。一本の耳毛に悩まされている馬頭です。
なぜか髪の毛のように太いのですよ。一本だけ。

それはともかく。

アンナ・ポリトコフスカヤ『チェチェン やめられない戦争』

『チェチェンやめられない戦争』

(アンナ・ポリトコフスカヤ。訳・三浦みどり。NHK出版。2004年。2400円。405ページ)
プロローグ
第一章 戦時下のチェチェン 一般市民の生活
第二章 ロシアの現実 この戦争の背後にあるもの
第三章 この戦争は誰にとって必要なのか?
エピローグ
あとがき
論考 何が真実か? ゲオルギー・デルルーギアン
訳者あとがき


チェチェン戦争の内実を書き出していたジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤの著作。2002年の原作を翻訳したもの。
悲惨なチェチェンの現実と、ロシアの腐敗の酷さを克明に描き出します。

このあと、2006年に著者のアンナ・ポリトコフスカヤは暗殺されてしまいます。酷い。

参照サイト
NHK出版
https://www.nhk-book.co.jp
アンナ・ポリトコフスカヤ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%A4
第二次チェチェン紛争(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E7%B4%9B%E4%BA%89

関連記事
南オセチア紛争に巻き込まれた息子を捜して母親が戦火の中を彷徨う・・・。ロシア映画『オーガストウォーズ』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1723.html
モスクワ地下鉄テロ2010、韓国軍哨戒艇沈没、チリ地震、ローマ軍映画など、最近のニュース20100331
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-404.html
半裸のプーチン、アキノ死去、ウイグル騒動、ハーゲンダッツのスプーンなど、最近のニュース2009072
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-156.html
ロシア語についての諸事情の分かりやすい解説の本。戸辺又方『ロシアの言語と文化』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-895.html



「ロシアン・ダイアリー―暗殺された女性記者の取材手帳」
「チェチェンで何が起こっているのか」
「ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記<ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記> (アスキー新書)」



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ヴィルヘルムに囚われたシャールカは処刑を免れるために・・・。大西巷一『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』第8巻

どうも。馬頭です。
先週買った本がどっか行ったまま見つからない。この部屋はどうなってるんだ(片付けろ)

それはともかく。

大西巷一『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』第8巻

『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』第8巻

(大西巷一。双葉社。アクションコミックス。2017年。620円。187ページ)
「神聖ローマ帝国の国境封鎖の苦境の中、フス派は内紛を起こしてしまう。ポーランド王の甥コラブートがボヘミア王に名乗り出るも、王位の正統性に重要な王冠をヴィルヘルム率いるドイツ騎士団に奪われてしまう。そして逃走するヴィルヘルムによってシャールカは拉致されてしまい・・・」


15世紀のチェコ(ボヘミア)で起きた宗教戦争「フス戦争」を題材とした漫画「乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ」の第8巻です。作者は「女媧 JOKER」「曹操孟徳正伝」「ダンス・マカブル」「おてんば珠姫さま!」の大西巷一(おおにしこういち)氏。

今回はヒロインのシャールカが拉致されたあげくに妊娠・出産という凄い展開になります。
もっとも、彼女を救うための手段であり、ヨハンと結ばれることで出来た子供なので、結果としては良かったのか。これまで酷い目にばかりあってきたシャールカですが、これで少しは救われてくれればいいのですが。
しかし、生まれた子供とは別れるハメになるので、まだまだ簡単にはいかないようですね。
フス派の内乱の話はこの巻で終わり、次からは新展開になりそうです。

参照サイト
LA GROTTA (ラ・グロッタ)(大西巷一)
http://ohnishikoichi.jimdo.com
大西 巷一 (kouichi_ohnishi) on Twitter
https://twitter.com/kouichi_ohnishi
月刊アクション | WEBコミックアクション
http://webaction.jp/monthly_action/
ちなみに双葉社のサイトで冒頭11ページを試し読み可。→「乙女戦争」試し読み
http://webaction.jp/monthly_action/sample/ma7_04.html
ターボル戦記 ~フス戦争の記録~
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kolvinus/tabol/top.htm
フス戦争(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B9%E6%88%A6%E4%BA%89
フス派(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B9%E6%B4%BE
ヤン・ジシュカ(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%AB
ターボル (チェコ)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%AB_(%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B3)
The Hussites of Bohemia(英語)
http://myweb.tiscali.co.uk/matthaywood/main/Hussites.htm
ジーギマンタス・カリブタイティス(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%96%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9
カルルシュテイン城(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%9F%8E
ボヘミア王冠領(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%98%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%8E%8B%E5%86%A0%E9%A0%98
Crown of Saint Wenceslas(Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Crown_of_Saint_Wenceslas
ウォーワゴン(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%82%B4%E3%83%B3
ドイツ騎士団(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E5%9B%A3

関連記事
裏切りと反撃。暴虐の限りを尽くしたクマン兵にキッチリお返し! 大西巷一『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』第7巻
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波瀾万丈の人生を送った歴史上の女たち。デビュー作の「豚王」も収録。大西巷一『涙の乙女(アクリャ) 大西巷一短編集』
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ヨーロッパのど真ん中で個性的な輝きを放つ国の物語。薩摩秀登『物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国』
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マラーを暗殺したコルデーと彼女を処刑したサンソンの交流を描く話が凄く良かった。大西巷一『ダンス・マカブル 西洋暗黒小史』第2巻
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加賀藩にやってきた徳川の姫様が金沢の街で大暴れ! 大西巷一『おてんば珠姫さま!』第1巻と第2巻
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残虐な拷問と処刑が溢れかえる歴史の闇の中で・・・。大西巷一『ダンス・マカブル 西洋暗黒小史』第1巻
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ぐいぐい引き込む漫画力。呪術的観点からの『三国志』という驚異。大西巷一『女媧(じょか)JOKER』
http://xwablog.exblog.jp/7720530
いつも劉備の敵役にされていた曹操を主人公にした漫画。大西巷一『曹操孟徳正伝』第1巻
http://xwablog.exblog.jp/10006115
金のために戦う! 中世のヨーロッパで活躍した傭兵隊長ジョン・ホークウッドの活躍を描く。トミイ大塚『ホークウッド(HAWKWOOD)』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-820.html



「フク・ホロヴァーの生涯を追って―ボヘミアに生きた明治の女」
「明治のジャポンスコ―ボヘミア教育総監の日本観察記」
「ブラック・トゥ・ザ・フューチャー 坂上田村麻呂伝」



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文字の行き着くところと人の行き着くところ。復讐の結末とは・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第14巻(完結)

どうも。ここ最近まともに寝れてない馬頭です。
正直よくこんな環境で耐えられてるな、と自分でも思う。せめてまっすぐした姿勢で眠りたい。

それはともかく。

シュトヘル(悪霊)第14巻_伊藤悠

『シュトヘル(悪霊)』第14巻
(完結)
(伊藤悠。小学館。ビッグコミックスピリッツスペシャル。2017年。630円。203ページ)
「都江堰の中洲に西夏人の生き残りたちとともに逃げ込んだシュトヘル。偽の首で彼女を殺したと偽ったユルールだが、異母兄トルイは包囲を解かず皆殺しにするよう命令する。だが、この機会をハラバルも狙っていて・・・」


モンゴルによる西夏国の滅亡を背景に「悪霊」と呼ばれる女の狂戦士と過酷な運命を背負う少年の逃避行を描く第16回手塚治虫文化賞新生賞受賞作品「シュトヘル(悪霊)」の最終巻です。
作者は「面影丸」「皇国の守護者」や「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のキャラデザの伊藤悠氏。連載は「月刊!スピリッツ」。

9年に渡って連載された「シュトヘル」がついに完結しました。
スケールの大きな熱い漫画でしたね。歴史漫画で西夏、しかも文字をテーマにした作品が描かれたことだけでも凄いのに、こんなに面白いとはまさに奇跡。
エンディングも良かった。もっと暗い感じで終わる可能性もあったけど、とても良い読後感で終わることができました。ほんと最高です。

参照サイト
月刊スピリッツ
http://spi-net.jp/monthly_top/index.html
小学館 コミック -ビッグコミックスピリッツ~SPINET-
http://spi-net.jp/
西夏史への招待
http://homepage2.nifty.com/seika-shi/
むとうすブログ
http://samayoi-bito.cocolog-nifty.com/mutous/
インターネット西夏学会
http://www3.aa.tufs.ac.jp/~mnaka/tangutindex.htm
西夏(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%8F
タングート(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%88
西夏文字(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%8F%E6%96%87%E5%AD%97
トルイ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%A4
都江堰(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E6%B1%9F%E5%A0%B0
カラ・ホト(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%88
興慶府
https://kotobank.jp/word/%E8%88%88%E6%85%B6%E5%BA%9C-1164503
銀川市(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E5%B7%9D%E5%B8%82
チンギス・カン(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3

関連記事
金国へと侵入するモンゴル軍。連れ去られたユルールを追い、シュトヘルも戦地へと向かい・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第9巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1731.html
ユルールの語る想いが熱い!! そして、新たな追手が・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第8巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1598.html
ユルールの語る想いが熱い!! そして、新たな追手が・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第7巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1423.html
ハラバルが迫る中、金国の老将ジルグスはユルールを捕らえ・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第6巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1240.html
金の兵士たちから逃げることは出来たが、ユルールと別れ別れになってしまい・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第5巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1038.html
シュトヘルたちは金国兵に捕まってしまい・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第4巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-782.html
シュトヘルと須藤、二人の時間が交錯して・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第3巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-532.html
西夏国滅亡が迫る中、悪霊と呼ばれた女戦士が蘇る・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-6.html
成都へ向けて南へ千八百里。ユルール一行に復讐のためシュトヘルが加わり・・・。伊藤悠『シュトヘル(悪霊)』第2巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-248.html
目録を狙う裏切り者からの逃避行と壮絶な戦い。伊藤悠『面影丸(おもかげまる)』
http://xwablog.exblog.jp/7913657
「鉄血のオルフェンズ」のキャラデザ原案の人の初単行本を久々に読む。伊藤悠『面影丸(おもかげまる)』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1980.html
新連載「悪霊(シュトヘル)」開始。あと「のぼうの城」がイイ。『ビッグコミックスピリッツ』2009年4-5号
http://xwablog.exblog.jp/10076447
「シュトヘル」最新話目当てで買ってみました。『月刊!スピリッツ』2010年9月号
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-536.html
久々に読んだら読むのが止まらなかった。架空世界の戦争を描く傑作の漫画化。伊藤悠&佐藤大輔『皇国の守護者』全5巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1580.html
突厥・阿史那氏の複雑な事情が隼や長歌たちを危機に追いやり・・・。夏達『長歌行』第4巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1697.html
この世で唯一の特異な都市の成り立ちと機能を見る。倉沢進・李国慶『北京 皇都の歴史と空間』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1680.html
中国へ流れ着いた十字軍騎士が狙われた皇族を救う。クリステンセンとニコラス・ケイジが出演。『ザ・レジェンド』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1997.html



「西夏文字―その解読のプロセス 」
「大敦煌-西夏来襲- DVD-BOXI(上巻)」
「契丹「遼」と10~12世紀の東部ユーラシア (アジア遊学)」



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東ローマ帝国の若き軍人ベリスが天才軍師とともに国家再興の戦いに挑む。高橋祐一『緋色の玉座』第1巻

どうも。馬頭です。
新たにはじまった深夜シフトのせいで生活サイクルがめちゃくちゃです。

それはともかく。

高橋祐一&岩本ゼロゴ『緋色の玉座』第1巻

『緋色の玉座』第1巻

(高橋祐一。KADOKAWA。スニーカー文庫。2017年。620円。イラスト・岩本ゼロゴ)
「6世紀の東ローマ帝国。若くして大隊長となった軍人ベリスは、ゲオルギアを巡るペルシャとの戦いにおいて、劣勢の自軍の窮地を救うが、命令違反の咎で処分されそうになる。だが、それを皇帝の甥ユスティニアノスが救い出し、ベリスは彼の下で働くことに。衰退する帝国を憂うベリスは、帝国を復興しようとするユスティニアノスについていくことを決意し、彼の参謀となった天才プロックスとともに再び戦場へと向かうのだった・・・」


6世紀の東ローマ帝国が舞台の歴史系ライトノベルです。作者は「星降る夜は社畜を殴れ」の高橋祐一氏。
主人公はあの不遇の将軍ベリサリウスです。偏屈書記官プロコピオスが天才軍師として相棒になって、ともに戦っていくことになります。

前から珍しいビザンツ帝国モノのラノベが出るぞと話題になってて、楽しみにしてましたが、読んでみたら思った以上にガチな歴史ものでビックリしましたが、そうでありながらもそれを上手くラノベに昇華してて、大変面白く読ませていただきました。
登場人物はみんな実在の人物で、起きた年代を多少入れ替えつつも史実でのイベントを上手く絡ませながら物語を進めています。作中では人名は「ベリス」「プロックス」「ユスティン」など短縮した呼び方をしてたりします。
物語は526年のラジカ戦争の一幕からはじまり、イベリア門を巡る負け戦の中でベリサリウスが活躍しますが、その中で彼はのちに自分の顧問となる書記官プロコピオスと知り合い、また皇帝の甥でのちに皇帝となるユスティニアノスに救われ、引き立てられることになります。
このあと、事件に巻き込まれたりして一悶着ありますが、その中で愛嬌のある踊り子シア(アナスタシア)や、その姉でのちに皇后となるテオドラらが登場。
そして最後にはアルメニアでの対ペルシア戦に派遣され、まだ王子時代のホスロー1世との戦いを繰り広げます。

作中、少しファンタジー要素がありますが、かなり正統派の戦記モノといっていいでしょう。作者さんが大学で西洋史を専攻し、古代ギリシャ語とラテン語を勉強してたというのですから、その内容も本格的です。
まったく、歴史好きにとって大変素晴らしい作品がはじまりましたね。


「秘史 (西洋古典叢書)」


参照サイト
ベリサリウス(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9
プロコピオス(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%83%94%E3%82%AA%E3%82%B9
ユスティニアヌス1世(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%8C%E3%82%B91%E4%B8%96
テオドラ (ユスティニアヌスの皇后)(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%AA%E3%83%89%E3%83%A9_(%E3%83%A6%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%8C%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%9A%87%E5%90%8E)
東ローマ帝国(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E5%B8%9D%E5%9B%BD
グルジアの歴史(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
サーサーン朝(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%9C%9D
ホスロー1世(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC1%E4%B8%96
ナルセス(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%82%B9

関連記事
かつてビザンツ帝国に生きた人々の生の声を集めた本。和田廣『史料が語るビザンツ世界』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1244.html
マヌエル2世によってビザンツ帝国が最後に輝いていた時代を解説。根津由喜夫『ビザンツ 幻影の世界帝国』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-567.html
旧ビザンツ帝国領を巡り歴史に想いを馳せる。那谷敏郎『紀行ビザンチン史』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-416.html
ビザンツ帝国史とスラヴ中世史の概説。井上浩一・栗生沢猛夫/著『世界の歴史 11 ビザンツとスラヴ』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-72.html
サラディンのもとに走ったフランク人が「アル=アーディル」として活躍する。定金信治&山根和俊『ジハード』漫画版第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-410.html
ローマ帝国が絶頂から徐々に衰退していく姿を描く18世紀の歴史書。エドワード・ギボン『ローマ帝国衰亡史』
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ビザンツ帝国の特異さと諸相を簡略に紹介。渡辺金一『コンスタンティノープル千年 革命劇場』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-87.html
陸海の要衝を抑え繁栄し長命を誇ったローマ帝国の継承国家。井上浩一『生き残った帝国ビザンティン』
http://xwablog.exblog.jp/9505395



「ビザンツ 文明の継承と変容―諸文明の起源〈8〉 (学術選書)」
「ビザンツ皇妃列伝―憧れの都に咲いた花 (白水uブックス)」
「コンスタンティノポリスの黒き魔女〈上〉―黄金の魔女が棲む森 (トクマ・ノベルズEdge)」



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ベリサリウスの晩年はアレですから、このシリーズはどこまでやるのかわかりませんが、ヴァンダル戦争くらいまでやるのがちょうどいいのか(一応凱旋式をするし)。ニカの乱がラストだと鬱エンドっぽいので、せめて対ペルシア戦が一区切りつく時点まではやって欲しいものです。


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