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『イヴァン雷帝』の著者スクルィンニコフ氏が死去。小説家の中里融司氏も死去

欲しい本がはじめに行った本屋に見つからなかったので、今日もジュンク堂に立寄りました。そしたら、歴史の本でまた欲しいのがいくつか出てるのを見て煩悶し、悩んだ末になぜか「幻想少女」を買ってた。選べない時はジャンル違いで別のを買って落ち着くとかいう回避行動。まあ、もともと発売した時に我慢したのを悔いていたから、ちょうどいいか。

それはともかく。
最近、訃報が続きます。

イヴァン雷帝_R・G・スクルィンニコフ

『イヴァン雷帝』

(ルスラン・グリゴーリエヴィチ・スクルィンニコフ。訳/栗生沢猛夫。成文社。1994年。3800円。398ページ)
序論、七人貴族会議、女君エレーナ・グリンスカヤ、イヴァンの幼年時代、ツァーリの称号、モスクワ暴動、初期の諸改革、カザン征服、陰謀の時代、後期の諸改革、リヴォニア争奪戦争、アダーシェフの退場、ポロツク攻略、貴族との反目、クールプスキーの裏切、オプリーチニナ勅令、オプリーチニナの恐怖、全国会議、ゼームシチナ反対派の壊滅、テロル、大荒廃の始まり、ノヴゴロドの破壊、勝利と敗北、モスクワ事件、オプリーチニナ領ノヴゴロド、最後のオプリーチニナ政府、クリミア=ハン国軍の壊滅、オプリーチニナの廃止、オプリーチニナの総括、モスクワの玉座についたタタール=ハン、オプリーチニナと文化、雷帝の家庭生活、リヴォニア戦の勝利、「宮廷」政策、戦争の終結、最後の危機、雷帝の死、結論
原注
訳者あとがき
関連地図
リューリク朝系図
参考文献
人名索引


前に同人誌の「イヴァン雷帝人名辞典」を作った時には相当にお世話になった本。これを書いたスクルィンニコフ(Русланом Григорьевичем Скрынниковым)氏が、2009年6月16日にサンクト・ペテルブルグで亡くなられたそうです。
Скончался известный российский историк Руслан Скрынников
http://www.rian.ru/culture/20090618/174765274.html
Умер петербургский историк Руслан Скрынников
http://www.lenta.ru/news/2009/06/18/skrynnikov/
Ушел из жизни историк Руслан Скрынников
http://saint-petersburg.ru/m/226944/ushel_iz_zhizni_istorik_ruslan_skrynnikow.html
Скончался известный российский историк Руслан Скрынников
http://www.gzt.ru/topnews/education/243792.html

享年78歳(?)。
日本ではこの人の本は、「イヴァン雷帝」しか翻訳されてないですが、たくさんの著作があったようです。ミーニンとポジャルスキーの本とかも訳して欲しいですね。
スクルィンニコフ: ミーニンとポジャルスキー (偉人伝シリーズ 第1059集)(株式会社日ソ)
http://www.nisso.net/shosai/200705/H2689.asp


さらに、日本の小説家・中里融司氏も、2009年6月18日に亡くなれたそうです。

北の雷鳴 大地に轟く獅子王の咆哮_中里融司

『北の雷鳴 大地に轟く獅子王の咆哮』

(中里融司。学研。歴史群像新書。1995年。780円。280ページ。イラスト/小島文美)
序 虹を追う少年
第一章 暗雲欧州大陸
第二章 多頭の妖蛇ハプスブルク
第三章 獅子王出陣
第四章 烈風ブライテンフェルト
第五章 魔王再び
第六章 聖者将軍荒野に散る
第七章 虚々実々、魔王対獅子王
第八章 神々の黄昏 リュッツェン大会戦


中里融司氏というと「狂科学ハンターREI」や「黎明の戦女神」などのライトノベル作家として、さらに歴史ものの「戦国覇王伝」や「英雄交響曲 ナポレオン群星伝」「東の太陽 西の鷲」で知られる方ですが、私にとってはこのスウェーデン王グスタフ2世・アドルフに焦点をあてて描かれた三十年戦争ものの小説「北の雷鳴」の作者として、さらにラノベでは「デモンズサマナー」の作者としての印象が強い方でした。確か、はじめて読んだのが「デモンズサマナー」だったような憶えが。
コミケにも参加してたけど、もし話す機会があれば、この小説について「よくぞやってくれました!」と言いたかったなぁ。


あと、歴史ものとは関係ありませんが、漫画家のSABE(サベ)氏が亡くなられたとも聞きました。

世界の孫第1巻_SABE

『世界の孫』第1巻

(SABE。講談社。アフタヌーンKC。2006年。619円)


奇才というか変なセンスというか、面白い漫画を描く方でした。なんでも、亡くなったのは今年の1月28日だそうですが、その情報が伝わったのは最近です。今度、単行本が出るらしい。

なんか、先月の栗本薫氏といい、立て続けてという感じで訃報を聞いた気がします。

あと、ガボン大統領のオマール・ボンゴ・オンディンバが死亡(6月8日)したというのは、ニュースで見たような気がしますが、どうやらギニアビサウの元首相ファウスティノ・インバリも死亡したようです。しかも、オンディンバはスペインでの病死だけど、インバリは政変で軍人に射殺されたようです。元国防大臣や、歌手で政治家で大統領候補のダボ氏も殺されています。あれ、そんなニュースやってたかな? 

Bissau military kills politicians(BBC)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/8084525.stm
6月5日のことのようです。

【ギニアビサウ】大統領候補が殺害される[06/05](2ch)
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1244229839/
三月にはヴィエイラ大統領も殺害されているし、混乱してますね。

ヴィエイラ・ギニアビサウ大統領の殺害について(外務省)
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/press/danwa/21/dga_0302.html


参照サイト
Скрынников, Руслан Григорьевич(wikipedia)ロシア語
http://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%A1%D0%BA%D1%80%D1%8B%D0%BD%D0%BD%D0%B8%D0%BA%D0%BE%D0%B2,_%D0%A0%D1%83%D1%81%D0%BB%D0%B0%D0%BD_%D0%93%D0%B5%D0%BE%D1%80%D0%B3%D0%B8%D0%B5%D0%B2%D0%B8%D1%87
多摩ハイランダー軍司令部
http://homepage3.nifty.com/nakazato/
ギニアビサウ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%93%E3%82%B5%E3%82%A6

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「幻想少女 toi8アートワークス」。MF文庫Jでの仕事の絵がメイン。10ページ分ほどの描き下ろしショートストーリーもあり。同人誌と「嘘」シリーズの印象とかが強かったので、架空の都市風景とか現代ものの絵ばかりかと思ったら、オンラインカードゲームコミュニティ「アルテイルネット」のファンタジー系の絵があって、かっこよかった。
「夢想のなかのビザンティウム」は「ビザンツ 幻影の世界帝国」の根津由喜夫氏の本。目次だけ見たけど、面白そうな感じです。ああ・・・これか、井上浩一氏の本か、「図説蛮族の歴史」か、プロープの本か、いろいろ迷いまくりました。ほんと、どうしようか・・・。読む時間も無いのにな!



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