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ヨーロッパのど真ん中で個性的な輝きを放つ国の物語。薩摩秀登『物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国』

先日、池袋にあるラーメン屋、「節骨麺たいぞう」ということに行ってきました。ラーメンは久しぶりです。
ですが、最近はカレーばかりだったのが影響してか、ちょうど限定メニューで「グリーンカレーつけ麺」なるものがあったので、つい、これにしてしまいました。温かいつけ麺も出来るとのことだったので、せっかくだから温かいつけ麺に。濃厚なつけ汁はまるで少しゆるいカレーみたいで、辛くて美味しかったです。熱い汁に太麺の麺をたっぷり浸けて、つるつると。
けど・・・あれ・・・? これ、カレーうどん、そのものじゃね?(若者風に)

それはともかく。

物語_チェコの歴史_森と高原と古城の国_薩摩秀登

『物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国』

(薩摩秀登。中央公論新社。中公新書1838。2006年。267ページ。820円)
まえがき
第一章 幻のキリスト教国モラヴィア
第二章 王家のために生きた聖女
第三章 皇帝の住む都として
第四章 「異端者」から「民族の英雄」へ
第五章 貴族たちの栄華
第六章 書籍づくりに捧げた生涯
第七章 大学は誰のものか
第八章 大作曲家を迎えて
第九章 博覧会に賭けた人たち
第一〇章 「同居」した人々、そしていなくなった人々
あとがき
チェコ略年表
参考文献


中世チェコ史の専門家である薩摩秀登氏が書いたチェコ史を通史で紹介した本。流石といいたくなるような内容で、読み易く面白いです。
この中では、とくに「第五章 貴族たちの栄華 ペルンシュテイン一族の盛衰」が興味深かったです。13世紀に起こり、チェコとドイツの国境近い土地の小領主でしかなかったペルインシュテイン家が、15世紀に国内最大級の貴族にまで成り上がるって話です。フス派だったのが、皇帝派について最後は美味しいポジションに立つという流れとか、逆に金融政策が変更になったせいで没落してくとか、面白い。

参照サイト
中公新書
http://www.chuko.co.jp/shinsho/
Pernštejnové(wikipedia)チェコ語
http://cs.wikipedia.org/wiki/Pern%C5%A1tejnov%C3%A9

関連記事
今度は東欧諸国の国名の起源について紹介してます。飯島英一『続々・ヨーロッパ各国・国名の起源』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-81.html
ビーラーホラの戦いの日の記念。三十年戦争ものの洋書『運命の迷路』をこの前買いました。
http://xwablog.exblog.jp/10517026
チェコ史スロヴァキア史を判り易く解説。中世史に偏り気味で良い。薩摩秀登『図説チェコとスロヴァキア』
http://xwablog.exblog.jp/7976451



「発動! タンポポ村救出作戦 (銀河乞食軍団 合本版1)」。これ、合本って言っても、版自体デカいのはどうなの? 読みにくいんじゃないかと・・・
「境界の考古学」。対馬の発掘から解ってきたこととか。そこから、さらに読み取れる古い時代の東シナ海とかあのあたりの関わる政治・経済状況とか。



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