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自らの行いに苦悩する義賊ヤノシークだったが・・・・。『バンディット 後編・英雄の最期』

web拍手レス
>「バンディット」観ましたよ。軍隊から逃げてきた人が「盗賊なら法は犯すが人を殺さ
>なくてもすむ」なんて言ってるのはうーむ、と考えさせられましたが、最後があまりに
>も痛いので感想書けませんでしたが by 雪豹
「義賊」としての彼の活躍を描く話ですし、「苦悩する英雄」ってのもいいのですが、ちょっとやることが中途半端過ぎに見えましたね。
あと、やはりあのやり方はエグいですよね〜。あれと、マルゲータの子供のアレとか。

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どうも。馬頭です。
すっかり暖かくなってきて、短パンとかTシャツでウロウロしてる人も多くなりましたね。でも、まだちょっと肌寒い時もあるので気をつけないと体調悪くなっちゃいますよね。私みたいに。
先週から体調の悪さと残業続きなせいで、なんか凄い回数寝落ちしました。

それはともかく。

『バンディット 後編・英雄の最期』

『バンディット 後編・英雄の最期』

(監督/アニエスカ・ホランド&カシア・アダミク。出演/ヴァーツラフ・イラチェック、イヴァン・マルティンカ、ミハウ・ジェブロフスキー、サラ・ゾーイ・キャナー、マヤ・オスタシェフスカ、ほか。ポーランド・スロヴァキア・チェコ合作。2009年制作。DVD発売2012年。74分。4935円。 )
「仲間とともに盗賊働きを続けるヤノシークだったが、官憲の追及、仲間内での裏切り、捕まった仲間の悲惨な運命など、盗賊暮らしの過酷さに心が疲れていってしまう。そんな中、司祭の娘バルバラと出会い・・・」


スロバキア、ポーランド、ハンガリー、チェコなどにおいてその活躍が知られる義賊、ユーロ・ヤノシーク(ユライ・ヤーノシーク。Juro Jánošik)を扱った映画の後編です。前の記事でも書きましたが、一本の映画を分割したものの後編部分です。酷い商売しやがって・・・

後半では盗賊暮らしが破綻していき、ついには捕まってしまうことになります。いままでは上手いぐあいに逃げていましたが、仲間のフンサーガ(ミハウ・ジェブロフスキー)の裏切りによって罠にかけられたりしたのが決定打となります。映画では1713年3月17日の彼の処刑までを描きます。(ちなみに仲間のトマーシュは 4月21日に拷問によって獄死・刑死)
彼の活躍した時間は二年程度しかないようなのですが、それでもこんなに有名になっているのは、死後何十年か経ってから、彼の「義賊」としての活躍を書いたパンフレットが出回ったからだそうです。
作中ではヤノシークが精神的に参っていく様子や、それをいやさんがために愛を求め、司祭の娘と恋仲になったりするシーンも入っています。なんというか、全体的に盗賊としての活躍がメインというよりも、幻想的なシーンも含めた精神面の描写、そして女性たちとの恋愛を描くのがメインな感じでしたね。やけにラブシーンも多かった気がするし。私はとくにヤノシークのセンチメンタルな部分がもどかしく感じました。
まあ、別なところに見所を感じましたし、物語そのものとしてもそれなりに面白かったです。

仲間が死んだ時に、葬式のための踊りや、泣き女たちの泣き歌なんかも見れたのはよかった。あと、最期の処刑が鈎を脇腹に突き刺して吊るしてしまう、というものだったのですが、これは酷い。拷問の時には、トゲ付きローラー敷きの引き伸ばし機とかも登場します。

ヤノシークの評判が大きくなって、魔法のおかげで捕まらないという噂話も広まりますが、自分でも「俺はヤノシークだぞ 魔法の草で編んだベルトをつけていると知らないのか ベルトが切れない限りケガはしない」とか言ったりするのがいいですね。

参照サイト
ユライ・ヤーノシーク (wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%AF
ラーコーツィの独立戦争(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A3%E3%81%AE%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E6%88%A6%E4%BA%89
グラル人(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%AB%E4%BA%BA

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