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イタリア料理に欠かせぬトマトの歴史と文化を紹介。内田洋子&シルヴィオ・ピエールサンティ『トマトとイタリア人』

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>農協のお店で和風のナイフを見かけました。刃渡り四寸ほどで値段は1300円くらい。
>木製のグリップで、どうみてもドス・・・・・・。むかしの武士はこういうのも持ち歩いて
>いたのでしょうね。戦闘用と作業用を兼ねて。鍔がないから、突き刺すときはちょっと不便
>だったでしょうけれど。
農協でそんなの売ってるんですね〜

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どーも。最近パスタもピザも喰ってない馬頭です。

それはともかく。

内田洋子&シルヴィオ・ピエールサンティ『トマトとイタリア人』

『トマトとイタリア人』

(内田洋子&シルヴィオ・ピエールサンティ。文藝春秋。文春新書310。2003年。700円。236ページ)
第I章 トマトの歴史
第II章 絶妙のコンビ、パスタとの出会い
第III章 二一世紀のトマト
あとがき
主要参考文献
付録 レシピページ


現在のイタリア料理にかかせない食材である、トマトの植物としての栽培と食用、そしてそれらに関する文化の歴史を紹介した新書です。

南米大陸の高地を原産地とするトマトですが、新大陸発見ですぐにヨーロッパへと広まったわけではなく、はじめは珍しく「いかがわしい果実」として扱われ、有毒であるとさえ考えられていたそうです。催淫作用があると思われていたマンドラゴラと関連するとの連想もあって、司祭たちが厳しく禁じていたとも。結局食用にされたのは1800年代。
アステカ語で「膨らむ植物」という意の「トマトル」と呼ばれてたトマトを紹介したのは、現地に行った神父たちですが、それとともにヨーロッパの植物学者たちも紹介してます。当時のヨーロッパでは植物学者は世論に大きく影響する存在だったそうです。
イタリアにはじめてやってきたトマトは、ナポリの菜園で育てられ、はじめは揚げて食べたそうです。トマト揚げ!(笑)。食べてみたいですね。

それにしても、アルチンボルドのルドルフ二世の絵にトマト絡みの面白いエピソードがあったとは驚きです。もっと調べておけばよかった。

参照サイト
文春新書
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/search/new_book_list.cgi?book_form_code=S
トマト(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%88
ジュゼッペ・アルチンボルド(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%9A%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%89

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「さくら音楽隊」第1巻。自衛隊の音楽隊を扱った漫画。
「僕の学校の暗殺部 (ファミ通文庫)」
「パスタでたどるイタリア史 (岩波ジュニア新書)」



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