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信長の部下たちの役割と軍団の形成過程を解説する。谷口克広『信長軍の司令官 部将たちの出世競争』

どうも。死ぬまでに一度は言ってみたいセリフは「討ちとって名を上げろ」の馬頭です。

それはともかく。

谷口克広『信長軍の司令官 部将たちの出世競争』

『信長軍の司令官 部将たちの出世競争』

(谷口克広。中央公論新社。中公新書1782。2005年。780円。268ページ)
はじめに
序 折檻状
第一章 信長軍の組織と編成
第二章 尾張一国から美濃併合へ
第三章 信長の上洛と京畿の行政
第四章 近江の分封支配
第五章 将軍追放と畿内の直接支配
第六章 信忠軍団の形成
第七章 方面軍の設置
第八章 西部方面作戦
第九章 方面軍の再編成
第十章 信忠軍団の五方面軍の作戦
おわりに
信長家臣人名索引


織田信長を中心に戦国時代を研究している谷口克広氏の中公新書二冊目の本です。信長に仕えた武将たちが、どういう役職でどういう役割を持って何をしていたのか、といったことを詳細に解説していきます。

信長の軍隊というと、いわゆる「方面軍」方式を取り入れたことが有名ですが、その軍団の形成過程と構成がわかりやすく面白く語られます。
戦国時代モノの漫画や小説はいろいろ読んできましたが、信長の部下の武将たちのことを全然知らなかったなー、といまさらながら・・・。その武将がそこで戦うのはどういう理由で、といったがわかってくると、信長のしてきた戦いの内容がより面白く分かってきますね。特に織田信忠の軍団形成についてが興味深かったです。織田家の家督相続に伴う尾張と東美濃衆を中心とした信忠のための軍団の形成が、武将たちの動きを見ると一目瞭然なんですよね。

まあ、私などはそもそも、戦国時代の与力、馬廻、奉行、家老、小姓、連枝といった分類すらよく分かってなかったのですが、今度はそういうことにも注意して見ていきたいとおもいます。

それにしてもこの谷口氏、ホントに信長好きなんですね〜。「さすが信長!」みたいなことそこらじゅうで言ってます。

参照サイト
中公新書 - 中央公論新社
http://www.chuko.co.jp/shinsho/
谷口克広(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%8F%A3%E5%85%8B%E5%BA%83
織田信忠(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B9%94%E7%94%B0%E4%BF%A1%E5%BF%A0
方面軍(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B9%E9%9D%A2%E8%BB%8D

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「織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まで (中公新書)」
「信長の天下所司代 - 筆頭吏僚村井貞勝 (中公新書)」
「インディギルカ号の悲劇―1930年代のロシア極東」



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