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フレンチ・インディアン戦争が舞台の恋と戦いの物語。マイケル・マン監督『ラスト・オブ・モヒカン』

どうも。馬頭です。
観てないですが、「八重の桜」の最新話でロシア兵が二人斬り殺されるシーンがあったとか。まあ、やってる人はロシア人ってわけじゃないだろうけど。
あと、気になるのは第一話でなぜか南北戦争シーンがあるという噂。しかも撮影がラトビアだとか。大河ドラマなのにどうなってんだ・・・。

それはともかく。

マイケル・マン監督『ラスト・オブ・モヒカン』Blu-ray

『ラスト・オブ・モヒカン』

(アメリカ映画。監督/マイケル・マン。出演/ダニエル・デイ=ルイス、マデリーン・ストウ、ラッセル・ミーンズ、ウェス・ステューディ、モーリス・ローヴス、ほか。1992年。112分。2500円)
「1757年。子供のころに両親を殺され、モヒカン族の生き残りチンガチェックの養子となった白人・ホークアイは養父と義兄ウンカスとともに、ヒューロン族によって襲われているイギリス軍を救う。そこには英軍の指揮官のひとりマンロー大佐の娘、コーラとアリスがいた。生き残った将校ヘイワードらとともに、マンロー大佐がいるヘンリー砦まで連れていくことにした彼らだったが・・・」


「最後のモヒカン族」の映画化作品としては四回目の映画。監督は「ヒート」のマイケル・マン。
不覚にも観たことなかったのですが、時ならぬインディアンブームが来たので(個人的に)、観てみました。

そもそも、アメリカ白人の描くインディアン映画なんてどうせろくなもんじゃないだろうなー、という程度の考えで観てなかったのですが、時代がちょうどフレンチ・インディアン戦争のものということで、「ウィリアム・ヘンリー砦の戦い」をメインに、英・仏・インディアンが入り乱れての予想外の戦争描写が見られて楽しめました。

この映画の原作の「最後のモヒカン族(旧邦題・モヒカン族の最後)」はジェイムズ・フェニモア・クーパーが1826年に書いた小説ですが、「レザーストッキング・テイルズ(革脚絆物語)」の五部作のうちの二本目で、物語を通しての主人公ナティー・バンポーはさまざまな呼び名を持ちますが、ここでは「ホークアイ」と呼ばれています。五部作のうちの一作目は岩波文庫で出ている「開拓者たち」です。物語中での時系列では「開拓者たち」の方が時代が後になります。
ところで、このタイトルにある「最後のモヒカン族」ですが、別にこのホークアイのことを指して言ってるのではないと知って驚愕。すっかりそういう話だと思い込んでいました。作中では「モヒカン族」最後の生き残りとなる養父チンガチェックたちのこと。しかも、実は実際にはモヒカン族(マヒカン族)は絶滅したりはしてなくて、現在もコミュニティが存在するとか! 作者のクーパーがそう書いちゃったので、現在でもそう思っているアメリカ人が多数いて末裔たちは困ってるそうです。

敵役でヒューロン族のマグアというキャラが出てきますが、演じてるのはマイケル・マン監督の「ヒート」でネイティブアメリカン系の刑事をやってたウェス・ステューディ。この人は実際はチェロキー族系の人だそうです。
ちなみにマヒカン族はアルゴンキン語族系の部族ですが、モヒカン刈りは他の部族でも広く行われていた髪型で、アメリカではイロコイ語族に属するモホーク族にちなみモホーク刈りというとか。ちなみにヒューロン族(ワイアンドット族)とチェロキー族もイロコイ語族系。

ところで、ホークアイと恋仲になるヒロイン・コーラ(マデリーン・ストウ)は、原作ではマンロー大佐と黒人の娘の間の子という設定だそうですが、そうじゃなくなってますね。

歴史物としては面白いですが、「ノートルダムの鐘」で感じたような嫌な感じがこれにもありました。結局は白人同士の色恋話で、インディアンはやられ役の添え物か。お前らが言うな、という台詞が多い。

Blu-rayで観たんですが、画質が悪いらしい。あと日本語吹き替えが無い。欲しいけどまだ早まる必要はないかも。

参照サイト
ラスト・オブ・モヒカン(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%B3
モヒカン族(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%B3%E6%97%8F
フレンチ・インディアン戦争(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%E6%88%A6%E4%BA%89
ウィリアム・ヘンリー砦の戦い(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E7%A0%A6%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
ルイ=ジョゼフ・ド・モンカルム(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%EF%BC%9D%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%A0
George Monro (British Army officer)(マンロー大佐)(Wikipedia英語版)
http://en.wikipedia.org/wiki/George_Monro_(British_Army_officer)
Wyandot people(ワイアンドット族)(Wikipedia英語版)
http://en.wikipedia.org/wiki/Wyandot_people

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「ノートルダムの鐘」DVD版。これも酷い話で、せむし男が幸せになるのかと思ったら、そうじゃないという!! あの最後の絶望的な虚脱感は忘れられない。
「七年戦争(上)」吉田成志著。
「アメリカ・インディアン悲史 (朝日選書 21)」



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