Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

白人に都合のいい美談をそのまんまやって酷い恋愛モノにした駄作。コリン・ファレル主演『ニューワールド』

どうも。馬頭です。
昨日の昼は太陽のラーメンで替え玉を二回やったのですが、二回目に頼んだら、三回聞き直されました。そんな信じられなかったのか?
凄いお腹パンパンになりましたが、さらに夜にはカップ麺食ったり。

それはともかく。

コリン・ファレル主演『ニューワールド』

『ニューワールド』

(イギリス・アメリカ映画。監督/テレンス・マリック。出演/コリン・ファレル、クオリアンカ・キルヒャー、クリスチャン・ベール、オーガスト・シェレンバーグ、クリストファー・プラマー、ジョナサン・プライス、ほか。2005年。135分。4410円)
「1607年。北米大陸にやってきた植民者たちの一団のひとりであったジョン・スミスは、問題のある行動により捕らえられていたが、処刑を免れ探索の指揮官として未開の土地の奥地へと入っていく。しかし、原住民ポウハタン族によって捕らえられてしまう。またも殺されそうになったスミスだったが、酋長の娘ポカホンタスによって救われ、彼女と恋仲になるのだが・・・」


ヴァージニア植民地の初期史を扱った作品で、インディアンの酋長の娘・ポカホンタスと、白人植民者の恋愛を描く作品。

これはいろいろツッコミどころが多い作品ですが、恋愛メインで他はかなりおざなり。全編を通じて、三流詩人の感傷的で思わせぶりな詩みたいなモノローグが語られていて、役者たちの台詞のやり取りは半ば補助的。
話の内容も、2005年にこんなの撮っちゃうのか、というようなステロタイプなインディアン描写と、白人視点での文明淘汰の擁護。しかも、異文化接触による騒乱と交流が話のメインじゃなくて、ひとりよがりな冒険者の白人と色ボケ少女の恋愛がメイン。
あまりにもしょうもないので、1.5倍で早送りしながら観ました。観るだけならこれで問題無し。コスプレを楽しむくらいはできます。

ちなみに、この話で主人公となるジョン・スミスは、兵士にして探検者として、まさに奇想天外な冒険を実際に体験してる人物。大航海時代にはこういう凄い体験をしている人物が山といるらしい。植民者たちを率いたニューポート船長も凄い経歴してます。
この人、なんと1600年あたりに傭兵としてワラキア、モラヴィア、オスマン軍などとも戦って、ついには捕虜・奴隷となってクリミアに行き、逃げてモスクワ大公国、ポーランド・リトアニアを経由して帰国しています。私としては、むしろこっちの方を映画化して欲しかったものです。絶対こっちの方が映画向きですよ。

参照サイト
ポカホンタス(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%AB%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B9
ジョン・スミス (探検家)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%82%B9_(%E6%8E%A2%E6%A4%9C%E5%AE%B6)
ポウハタン酋長(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%A6%E3%83%8F%E3%82%BF%E3%83%B3%E9%85%8B%E9%95%B7
ジョン・ロルフ(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%83%95
バージニア植民地(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0

関連記事
嵐によってはじまる復讐劇。ウィリアム・シェイクスピア『シェイクスピア全集 テンペスト』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1072.html
フレンチ・インディアン戦争が舞台の恋と戦いの物語。マイケル・マン監督『ラスト・オブ・モヒカン』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1454.html
白人に虐殺されることになる人々の姿。フィリップ・ジャカン『アメリカ・インディアン 奪われた大地 「知の再発見」双書20 絵で読む世界文化史』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-331.html
戦国の日本に南蛮音楽の妙なる声が響き渡る中、少年たちの運命は・・・!? 上地優歩『クラヴィコード』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1369.html



「ポカホンタス」Blu-ray版。
「ポカホンタス (竹書房文庫―竹書房エンターテインメント文庫)」スーザン・ドネル著。
「プラグコレクション マリンフレンズ(ラッコ)」



このブログのトップページへ →デジタル・クワルナフ HPのトップへ  →web拍手・コメントはこちらへweb拍手レスまとめページはこちらへ  →Twitter(matou_twi)はこちらへ



関連記事
スポンサーサイト

Appendix

カウンタ

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

検索フォーム

プロフィール

管理人・馬頭

Author:管理人・馬頭
世界史系サイト「デジタル・クワルナフ」の管理人。ロシア・東欧史が大好物。馬。

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。