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黄金郷を目指し南米奥地へと進む遠征隊が狂気の中で破滅していく・・・。ヴェルナー・ヘルツォーク監督『アギーレ/神の怒り』

どうも。馬頭です。
なんか最近、休みの前の日に残業やらされることが多いな・・・

それはともかく。

ヴェルナー・ヘルツォーク監督『アギーレ/神の怒り』

『アギーレ/神の怒り』

(西ドイツ映画。監督/ヴェルナー・ヘルツォーク。出演/クラウス・キンスキー、ヘレナ・ロホ、デル・ネグロ、ルイ・グエッラ、ほか。1972年制作。DVD発売2001年。4935円。93分。)
「1560年。ゴンサロ・ピサロが率いる探検隊は、エクアドルのキトからアンデス山中深くへ分け入り、伝説の都市エル・ドラドを目指していた。しかし、あまりにも困難な行程のため、40名の分遣隊を派遣することになる。彼らはアマゾン川支流のナポ川を下りはじめるが、副隊長のアギーレの暴走によってなにもかもが狂いはじめる・・・」


16世紀のコンキスタドールの活動をモチーフにして、探検隊の狂気と破滅を描く映画「アギーレ/神の怒り(AGUIRRE, DER ZORN GOTTES)」です。レンタル屋でHDリマスター版のDVDが出てたので、借りてみました。実は見るのはこれがはじめて。ずっと見たかったんですが、なぜか見てなかったです。どうやらBlu-rayは出てるようですがヘルツォーク監督のBOXの一部になってて、今回レンタルになってたのはシネマクガフィンが出したHDリマスターのDVDのようです。DVDは2001年に販売されています。

南米の密林の中を探検するスペインの遠征隊。しかし、物語の冒頭でその遠征は挫折し、窮余の策として、40名を選抜して分遣隊として派遣することになります。
この分遣隊の隊長はペドロ・デ・ウルスア、そして副隊長がロペ・デ・アギーレです。
川を筏で下る分遣隊ですが、早いうちにこの川下りも困難なことが判明します。そして、筏を失ってウルスア隊長が本隊に戻ると言い出したことで、アギーレの暴走がはじまります。アギーレは、黄金郷エルドラドを征服・獲得することに固執し、探検を続けるため、ウルスアを撃ち、隊員たちを従わせ、さらに新しい筏で川を再び下りはじめることになります。
しかし、狂ったアギーレの無茶苦茶な行動が、分遣隊の人々を狂わし、悲惨な未来へと導いていくことに・・・。

なんか凄い映画でしたね。主にアギーレ役のクラウス・キンスキーが! 鬼気迫る怪演。他の俳優さんもいい味出してます。ただ、女性も二人、ウルスアの愛人イネスと、アギーレの娘フローレスがいますが、フローレスの方はほとんどいた意味がわからない。
あと、猿かわいい。

このアギーレという人は実在の人で、「狂人」というアダ名のあった危ない人らしいですが、この物語そのものは、フランシスコ・デ・オレリャーナの冒険をモデルにしてるみたいです。はじめてアマゾン川を下って南米を横断した人。
ゴンサロ・ピサロはフランシスコ・ピサロの甥。
アギーレが主役の映画は「エル・ドラド」という1987年のスペイン映画があるようです。VHSのパッケージは見た覚えがあるけど、DVD出てないみたいですね。



ヴェルナー・ヘルツォーク作品集II」
「エル・ドラド」字幕版 VHS。


参照サイト
映画 アギーレ/神の怒り - allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=553
ロペ・デ・アギーレ(Lope de Aguirre)(Wikipedia)英語版
http://en.wikipedia.org/wiki/Lope_de_Aguirre
フランシスコ・デ・オレリャーナ(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A
ゴンサロ・ピサロ(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%94%E3%82%B5%E3%83%AD
エル・ドラード(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89

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「黄金郷(エルドラド)伝説―スペインとイギリスの探険帝国主義 (中公新書)」
「黄金郷伝説―エル・ドラードの幻 (講談社現代新書) 」
「自由の王―ローペ・デ・アギーレ (ラテンアメリカの文学 (4))」。アギーレが主役の小説。



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