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江戸初期の毛利家の留守居役の日記をもとにその仕事内容を紹介する。山本博文『江戸お留守居役の日記 寛永期の萩藩邸』

どうも。二つとなりの部屋に住んでる人がデリヘル頼んでるところに出くわしてしまった馬頭です。
いや、自分の部屋の前で自転車の整備してたら、男の人がドア開けてこっち見るんですよ。どうやら女の子側が今行くと部屋に入るところを見られちゃうって電話したみたいなんですよね。なんか睨んでるなー、とは思ったけど、そういうことか。けどな! 昼の2時だぞ! 

それはともかく。

山本博文『江戸お留守居役の日記 寛永期の萩藩邸』

『江戸お留守居役の日記 寛永期の萩藩邸』

(山本博文。読売新聞社。1991年。294ページ。1800円。)
プロローグ 御留守居役の登場
第一 お留守居役と幕閣・旗本
第二 支藩との対立
第三 萩藩の江戸屋敷
第四 他藩との交渉
第五 町人と江戸藩邸
第六 御家のために
第七 二つの代替わり
エピローグ 彦右衛門の引退
あとがき
図版・図表一覧
主要引用史料一覧
主要参考文献一覧


江戸時代(日本近世史)を研究してる歴史家の東京大学教授・山本博文氏の名作「江戸お留守居役の日記」です。古本で安く買えたのでちょろっと読んでみました。第40回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作品。

江戸時代にあった武士の役職「留守居(御留守居役、聞役、城使)」という、各藩の江戸藩邸で藩主の代役を努めたり、対外交渉などをする役目の人がいました。
江戸時代初期、萩藩毛利家の江戸での江戸お留守居役は、福間彦右衛門という藩士がやっていた時期があり、その彦右衛門が書いた日記を元に、彦右衛門の活動とその留守居役の仕事の紹介をしたのがこの一冊です。
留守居役はその立場を利用して放蕩三昧というイメージがあるけど、その実態を読み解いていきます。

1633年、萩藩主・毛利秀就(ひでなり。毛利輝元の息子)に十数年仕えてきた彦右衛門は、42歳で留守居役になり、その年から「公儀所日乗」という日記を付け始めます。留守居役はとんでもなくめんどくさい仕事で、仕事のための前例集という意味合いもある業務日記のようなものです。これは1652年まで付けられ、32冊+覚書3冊の大作となっていきます。
そういうわけで、彦右衛門の詳細な活動が分かるわけですが、藩の外交官としての留守居役としての仕事は、藩の命運を左右しかねない重要なものでその苦労がわかります。そして、留守居役がやらされる無茶苦茶くだらないやりとりも記されていて、サラリーマンとしての武士の辛い一面も見えてきます。いや、ほんとくだらない細かいことが問題となって、大の大人が右往左往するハメに。まあ、そういう様子も面白いのですが、当時の仕来り、藩邸での生活なんかが分かって大変楽しめます。
時代もまだ戦国時代が終わったばかりで、まだ油断は許されない状況だというのも伝わってきます。

新装版の文庫版が講談社から二回出てます。


「江戸お留守居役の日記 (講談社学術文庫) 」
「江戸お留守居役の日記―寛永期の萩藩邸 (講談社文庫)」


参照サイト
山本博文(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%8D%9A%E6%96%87
山本 博文|東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/professor.php?id=375
留守居(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%99%E5%AE%88%E5%B1%85%E5%BD%B9
毛利秀就(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%9B%E5%88%A9%E7%A7%80%E5%B0%B1

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「武士の評判記―『よしの冊子』にみる江戸役人の通信簿 (新人物ブックス)」
「江戸御留守居役―近世の外交官 (歴史文化ライブラリー) 」
「幕末外交と開国 (講談社学術文庫)」



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