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19世紀の古生物学研究の状況とイグアノドンの発見者の生涯を描く。所十三『恐竜発見記 霧の彼方に』

どうも。馬頭です。
熱っぽいので日曜はロードバイクはやめときます。それにしても、爪の間で内出血してる両足の親指ですが、なんか指先が痺れるような感覚があるんですよね。これ、爪が伸びて溜まったかさぶたが取れるまで治らないのかな?

それはともかく。

所十三『恐竜発見記 霧の彼方に』

『恐竜発見記 霧の彼方に』

(所十三。講談社。月刊少年マガジンコミックスDX。1997年。880円。170ページ)
「19世紀初頭のイギリス。若き医者マンテルは、近くの石切り場で見つかる化石を集めるのを趣味としていたが、ある日、妻のメアリーが見つけた巨大な歯の化石がありえないほど古い地層から出たことに驚愕する。マンテルはその後の採集でその歯は信じられないほど巨大な爬虫類のものだと確信するのだが・・・」


「恐竜」というものがはじめて認識されるようになった時代、イグアノドンの化石を発表した恐竜研究家の生涯を描きます。作者は「名門!多古西応援団」の所十三氏。所十三氏は恐竜漫画も描いているように、恐竜好きで知られています。

19世紀、聖書の話が現実のものとして信じらていた時代から、科学によって解明される時代に変わる中間期。古生物学もはじまっていくわけですが、恐竜の存在がまだ知られていませんでした。
そんな時代、イギリスの田舎医者、ギデオン・アルジャノン・マンテルは、化石集めが趣味でしたが、とある巨大な歯の化石を見て、それがかつて地球上には人類以前に巨大な爬虫類、しかも草食性の爬虫類がいたのだと思い、それを「イグアノドン」として発表します。はじめは相手にされなかったマンテルでしたが、徐々に認められ、博物館と化した病院に人が大勢やってくるようになってきます。
しかし、そうした変化はマンテルとその家族の人生狂わせていくことになってしまうのでした・・・。

研究バカのダメ男一代記といった感じでしたが、初期の古生物学史のエピソードがいろいろ面白かったです。

ちなみに所十三氏の恐竜漫画「AL」や「DINO2」も読みましたが、こちらもとてもおもしろかったです。

参照サイト
所十三の「恐竜漫画描いてます」/ウェブリブログ
http://tokoro-dino.at.webry.info
月刊少年マガジンWeb|TOP|講談社コミックプラス
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/04777
ギデオン・マンテル(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AB
イグアノドン(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%83%89%E3%83%B3

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「恐竜を発見した男―ギデオン・マンテル伝」
「メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋 (朝日選書)」
「ビクトリア時代のアマチュア天文家―19世紀イギリスの天文趣味と天文研究」



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