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千葉の水辺を堪能。手賀沼・利根川・印旛沼・検見川下り。20130623

どうも。踏んだり蹴ったりの馬頭です。

それはともかく。

今日はまたロードバイクで遠出してきました。手賀沼と印旛沼を見てみようというルートです。はじめは水戸街道を北上して、柏あたりで手賀沼へ、というふうに進みましたが、まさか一生来ることはないと思ってた柏市に月に二回も来るとはなぁ・・・
朝四時に出るつもりでしたが、寝るタイミングを逸して寝ずに出ることになりました。出発は4時20分。

手賀沼印旛沼20130623_01

手賀沼

水戸街道は相変わらず怖いです。走るの二度とゴメンだと思ってましたけど。今回は寄り道も遠回りもないので、出発してからだいたい二時間で手賀沼に到着。ここまでで35km。ちなみにこの段階ですでに左膝が痛いです。昨日調子に乗って50kmも走らなきゃよかったと思うことに。
かなり霧が出てまして、北柏駅の町中でも霧まみれでした。手賀沼は湖岸がかなり整備されていて、サイクリングロードがあって快適に走れます。六時台でしたが、すでにかなりの人が走ってます。
会社の同僚が南岸側がいいと教えてくれたので、南岸を走りましたが、だいたい20分ほどで西端から東端まで行けました。手賀沼南岸のサイクリングロードはだいたい9.5kmほど。
手賀沼ではグァッというような感じの水鳥の鳴き声がずっと聞こえてました。白鳥もたくさん放し飼いされてます。


手賀沼印旛沼20130623_02

手賀曙橋から

手賀沼は東端で手賀川に流れていきますが、そこに小さな手賀曙橋があります。そこから手賀沼を撮影した写真。
このあと、利根川に出るため、手賀川の右岸を走ります。はじめは質のいまいちなサイクリングロードでしたが、途中からまともな舗装になりました。
手賀沼はもともともっと大きな「つ」の字型の沼でしたが、干拓でほとんどが埋まってしまっています。手賀川のほとんども元手賀沼だった部分にあたります。干拓は徳川吉宗の時代にも行われたそうですが、洪水などで最終的には失敗したとか。

手賀川を抜け、利根川に入るまでの間にまた立ちごけすることになりました。失速したときに足がつけなくてコケただけだったのですが、ちょっと右手を痛めてしまい、このあと苦労しました。
あと、成田線の木下駅の周辺でコンビニを探してウロウロすることに。ここも駅前に何もない駅でした。「木下」は「きおろし」と読むんだそうです。駅舎がなんかおしゃれな感じ。


手賀沼印旛沼20130623_03

長門川

木下から利根川に出ましたが、堤防の上に細いサイクリングロードが走っています。細いですが舗装はそれなりなので快適に走れます。この日は微妙に寒かったのですが、ここで我慢できずに上着を着て走りました。
そのあと、長門川との合流地点で長門川沿いに南下することになります。写真は長門川の入り口にある長門川公園の水門。奥に見える川が利根川です。
この長門川は、利根川の水量によっては逆流して印旛沼側へ水は流入することもあるとか。


手賀沼印旛沼20130623_04

北印旛沼

長門川沿いの道はちゃんとしたサイクリングロードになってないのですが、ちょっと迷いながらもなるべく川沿いに進み。印旛沼に出ます。
印旛沼の入り口のところではたくさんの人が凄いカメラを持って野鳥を撮影してました。
印旛沼といえば、田沼意次の工事と鳥居耀蔵の工事が知られますが、どっちも失敗してますね。


手賀沼印旛沼20130623_05

印旛沼捷水路

反時計回りで北印旛沼沿いに進みます。印旛沼は北東側の小さい北印旛沼と南西側の大きな西印旛沼ふたつにわかれていますが、印旛捷水路という水路で繋がれていて、その岸にはサイクリングロード(千葉県道八千代印旛栄自転車道線。通称・印旛沼自転車道)が整備されています。走ってる人も多いです。
印旛沼は元はW字型だったのを干拓して2つになったとか。埋め立て部にも川がありますが、それを使わず2つの沼をショートカットして繋ぐのが捷水路なんですが、両側に山があり、まさか下流方向に進んでいってこんな山岳部のような風景が見れるとは想いませんでした。


手賀沼印旛沼20130623_06

ナウマンゾウ発掘地点

この捷水路沿いの道を走っていたとき、脇にプレートがはめてあったので、止まって見てみました。1966年に捷水路建造中、ここでナウマン象のほぼ完全な骨格化石が出てきたそうです。
ナウマンゾウはお雇い外国人ナウマンに由来する名前の象で、数十万年前から15000年ほど前まで生きていたとか。


手賀沼印旛沼20130623_07

双子公園とナウマン象像

印旛捷水路を出ると南西側の印旛沼ですが、湖岸に双子公園があります。
ナウマン象発掘にちなんでナウマン象の大きな(実物大?)の像があります。背後に見える橋は捷水路出口にある双子橋。
ここまででトータル83km走りました。



手賀沼印旛沼20130623_08

西印旛沼

印旛沼は南西側の方が大きいですが、屈曲した変な形をしているので、全容はわかりません。写真は双子公園の土盛の上から撮影。


手賀沼印旛沼20130623_09

鹿島山・佐倉城

印旛沼に来るまでに、田んぼの平地とそこらじゅうにある50m程度の低い山、下総台地が侵食されて形成した景色をさんざん見てきたんですが、そこでふと思いついたのは、そのパターンって佐倉城もそうだったなー、と。
今回、佐倉は近いけど印旛沼がメインだから立ち寄るのはやめとこうと思ってましたが、この思いつきを確認するため、佐倉城にも立ち寄ることにしました。
鹿島川の入り口から佐倉方面へ。写真はその途中で見えてきた佐倉城のある鹿島山を撮影したもの。山の上にある建物がシュワの墓所・・・ならぬ佐倉城跡にある歴史博物館。平地が続いてボコっと盛り上がる低い台地の上に突端に佐倉城が位置しているのがわかります。


手賀沼印旛沼20130623_10

国立歴史民俗博物館

ここに来るのは三度目ですが、まさか自転車で来ることになろうとは。
印旛沼からここまでだいたい3kmほど。



手賀沼印旛沼20130623_12

三ノ門跡と空堀

自転車を駐めて佐倉城跡を見てみることに。実はいままでちゃんと見たことなかった。
三ノ門は空堀を越えたあと、左へ屈曲してたようです。空堀がデカイ。


手賀沼印旛沼20130623_11

堀田正睦公像

佐倉藩藩主で老中の堀田正睦の銅像です。二の丸の入り口・二ノ門跡の前に立っています。隣りには、タウンゼント・ハリスの銅像もありました。
ハリス像があるのは、彼が日米修好通商条約の調印のために佐倉へ来たから。
これ、ライオンズクラブが作ったとありますが、そういや高崎行く時にも深谷城でそういうのありましたね。ライオンズクラブはそういうの積極的にやってるのかな?


手賀沼印旛沼20130623_13

本丸跡地

本丸跡地はかなり深い空堀に囲まれ、さらに土盛りでさらに段差をつけています。中の跡地は土盛に囲まれた状態。現在は何もないのでその広さがよくわかります。写真の一番奥に天守閣跡があります。
この城郭跡は鬱蒼とした森のようになってて、城下の様子が見える場所がないのが残念。それを確認したかったのに。


手賀沼印旛沼20130623_14

風車と屋形船

印旛沼に戻りましたが、鹿島川のところに佐倉ふるさと広場という休憩所がありますが、そこになぜか風車があります。
印旛沼沿いのサイクリングロードは、細いけどそれなりに走りやすいです。人も多い。


手賀沼印旛沼20130623_15

臼井城

今回、印旛沼行きを決めた時の一番の目玉だと考えていた臼井城にも行きました。印旛沼南岸側、数百メートルほど離れた小山の上にあります。14世紀半ばに臼井氏によって建設。小田原征伐で酒井家次の領土となり、その後、酒井家次が高崎藩に移動して廃城。
城址は一応整備されていて、上は第1郭と第2郭に分かれてる構造。土橋が両者を繋ぎます。第1郭の方が高い位置にあり、断崖になってるからかなり防御力もありそうです。
写真はII郭の端からむこうに見える第1郭側を撮影したもの。第2郭は少し傾斜した平らな草の生えた広場状になっていて、第1郭の上は平らですがもうちょい木とか生えてます。
結構大きい。
ちなみにここらへんからiPhoneのバッテリーが切れてきたので、モバイルバッテリーという電池から充電できる道具を使用。前日に買っておいてよかったです。


手賀沼印旛沼20130623_16

第1郭から印旛沼方向を撮影

第1郭の崖際に立って印旛沼方向を撮影してみました。印旛沼までの城下が一望でき、臼井城がかなりの高さにあるのがわかります。崖が急なのもわかりますか?


手賀沼印旛沼20130623_17

太田図書の墓

臼井城の敷地からもう少し奥に行くと太田図書助資忠のお墓があります。太田道灌の弟もしくは甥だそうです。
1479年に千葉氏との戦いで、この臼井城が陥落した時に死亡。


手賀沼印旛沼20130623_18

臼井妙見社

臼井城の近くには妙見社があります。鳥居には星神社とも書いてありました。それなりに立派な建物ですし、大木が何本もあったりと、なかなか良い神社。
臼井城の鬼門に作られたともいう。北斗七星である妙見を祀るのは、妙見を信仰する千葉氏の支配下にあった城でもあるから。


手賀沼印旛沼20130623_19

雷電の碑

江戸時代の名力士・雷電のお墓がなぜかここにあるというので探したのですが、事前の調査がしっかりしてなかったので、妙覚寺の前にある雷電顕彰の碑文しか見つけられませんでした。
なんか凄い大きい碑石で、雷電の絵が描いてあります。書いてある書はなんと佐久間象山だとか。
ちなみになんでここに雷電の墓があるかというと、奥さんが臼井の出身で、引退後は臼井に住んだからだそうです。

その後、再び印旛沼に戻り、南岸の残りの部分を走り、そのまま検見川沿いに左岸側を進みます。ここにもサイクリングロードがあって、ちょっと状態の悪いところもありますが、それになりに走れます。
検見川は花見川の下流部分で、印旛放水路の一部。
ここをそのまま河口まで行ってしまおうかと思っていたのですが、どうやらこのサイクリングロードは、途中までしかないようなので、断念。本当は検見川駅から帰るつもりでしたが、サイクリングロードが終わるとこに近い勝田台駅から帰ることにしました。
勝田台駅まで、ルートラボだとトータルで120.5km。サイクルメーターだと115kmですが、途中でうまく計測できてなかった部分があるのでだいたい一致しますね。

あまり東京から離れなかったので、電車に乗るのは一時間くらいで済んだのですが、寝てないのがかなりキテて、立ったままでも寝てしまい頭がガックンガックンしてしまいます。しかも、思い切り頭を壁にぶつけてしまったり、座れば座ったで隣りの席の人に寄っかかったりで、ヘトヘトでした。
最寄り駅についたら着いたで、いきなり雨が降り始めて最後の最後にびしょ濡れになって帰宅という不運。さらには洗濯したら忘れてて財布をいっしょに洗ってしまって、泣きっ面に蜂。予定では午前中に戻ってくるはずでしたが、帰宅は15時くらい。
前日走ったせいで膝が痛いのと、寝てないこと、立ちごけして右手・左膝を怪我したこと、など、ちょっと辛い走りになりましたが、今回は千葉県のひとつながりになった水系を楽しめた、いい走りだったと思います。特にこのあたりの地形と歴史について考えさせられたところが非常に楽しかったです。
ここはまた来たいですね〜。基本的に平地ばかりで走りやすいし、サイクリングロードも整備されてるのでとてもいい。今回は天気が涼しめだったのも良かったのかな。

参照サイト
手賀沼(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E8%B3%80%E6%B2%BC
伝えよう 手賀沼を(柏市教育委員会)
http://www.edulab.kashiwa.ed.jp/eduweb/teganuamweb/
長門川 とは - (コトバンク)
http://kotobank.jp/word/%E9%95%B7%E9%96%80%E5%B7%9D
ナウマンゾウ(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%BE%E3%82%A6
印旛沼(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B0%E6%97%9B%E6%B2%BC
いんばぬま情報広場
http://inba-numa.com
ナウマンゾウ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%BE%E3%82%A6
利根川東遷事業(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E6%A0%B9%E5%B7%9D%E6%9D%B1%E9%81%B7%E4%BA%8B%E6%A5%AD
下総台地(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E7%B7%8F%E5%8F%B0%E5%9C%B0
谷戸(谷津田)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E6%88%B8
佐倉城(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E5%80%89%E5%9F%8E
国立歴史民俗博物館
http://www.rekihaku.ac.jp
佐倉城址公園について 佐倉市
http://www.city.sakura.lg.jp/0000000987.html
堀田正睦(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E7%94%B0%E6%AD%A3%E7%9D%A6
臼井城(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%BC%E4%BA%95%E5%9F%8E
太田資忠(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E8%B3%87%E5%BF%A0
ライオンズクラブ - リスト | 碑像マップ
http://hizou.30maps.com/list?tag=%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96
妙見菩薩(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%99%E8%A6%8B%E8%8F%A9%E8%96%A9
雷電爲右エ門(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B7%E9%9B%BB%E7%88%B2%E5%8F%B3%E3%82%A8%E9%96%80
印旛放水路(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E8%A6%8B%E5%B7%9D

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