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対馬藩の家老が幕府と朝鮮の両方に苦労する。山本博文『対馬藩江戸家老 近世日朝外交をささえた人びと』

どうも。馬頭です。
あー、伊勢神宮か出雲大社行ってみたいなぁ。

それはともかく。

山本博文『対馬藩江戸家老 近世日朝外交をささえた人びと』

『対馬藩江戸家老 近世日朝外交をささえた人びと』

(山本博文。講談社。講談社メチエ38。1995年。1500円。278ページ)
はじめに 対馬藩の特殊性
第一章 幕府の威光と日朝外交
第二章 吉宗、将軍となる
第三章 江戸家老かく戦えり
第四章 通信使がやってくる
第五章 対馬藩の「役儀」
むすびにかえて 朝鮮通信使随員殺害事件をめぐって



「江戸お留守居役の日記」の山本博文氏の本で、対馬藩の江戸における責任者「江戸家老」の仕事と朝鮮との関係、幕府の政策を描きます。

李氏朝鮮との外交を委任されていた対馬藩は、幕府と朝鮮との間にあって、いろいろ苦労しながら藩の経営と日本の外交のバランスをとりつつやってきました。
この本では、その対朝貿易が下降していく享保・八代将軍徳川吉宗の時代を中心に、そのころの対馬藩の江戸家老だった平田直右衛門の働きを見ていきます。
貿易が徐々に衰えていく中での朝鮮通信使の莫大な費用の負担、扱いが難しい使節たち、対馬藩の仕事内容さえ理解していない幕府老中たち、といった困難な事態をなんとかしていこうとする様子が伺えます。
また、幕府側の朝鮮に対しての意識なども見えてきます。どうも江戸時代の日本の諸藩は、かなり内向きな意識でしか外国を見られなかったというのも面白いですね。



「対馬藩江戸家老 (講談社学術文庫)」
現在、講談社学術文庫で新装版が出ています。


参照サイト
講談社 選書メチエ
http://bookclub.kodansha.co.jp/books/metier/
朝鮮通信使(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E9%80%9A%E4%BF%A1%E4%BD%BF
雨森芳洲(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A8%E6%A3%AE%E8%8A%B3%E6%B4%B2
対馬藩(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E9%A6%AC%E8%97%A9
新井白石(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%BA%95%E7%99%BD%E7%9F%B3

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