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1916年に書かれデンマークの国民学校で使われ続けている歴史教科書。ニコリーネ・M・ヘルムス『デンマーク国民をつくった歴史教科書』

どうも。馬頭です。
今度から竹田城跡の管理がちゃんとされるようになるそうですが、あれだけのものを活用しないのはもったいないですよね。まあ、予算が大変でしょうけど。私も一度行ってみたい。

それはともかく。

ニコリーネ・マリーイ・ヘルムス『デンマーク国民をつくった歴史教科書』

『デンマーク国民をつくった歴史教科書』

(ニコリーネ・マリーイ・ヘルムス。訳/村井誠人+大渓太郎。彩流社。2013年。3200円。302ページ)
はじめに
読者のみなさんへ
最古の時代
デンマークの王たちの伝説
神々への信仰
アンスガー(アンスガーリウス)
ヴァイキング遠征
ヴァイキング時代のデンマークの王たち
クヌーズ(クヌート)大王
スヴェン・ストリズスンの息子たち
内乱の時代
ヴァルデマ時代
デンマークの没落 一二〇二―四一年
中世のデンマークの人々
デンマークの統一
マルグレーテ女王
マルグレーテ亡きあとのカルマル連合時代
オレンボー朝の人々 ―カルマル連合の解体―
宗教改革の時代
フレゼリク二世
フレゼリク世時代の都市と城の生活
クリスチャン四世
カール・グスタヴ戦争
デンマークへの絶対王制導入
大北方戦争
ホルベアの時代
クリスチャン七世の治世
農民の境遇
大改革
一八〇一年と一八〇七―一四年の戦争
フレゼリク六世の時代
クリスチャン八世
一八四八年 自由を求める騒乱
三年戦争
憲法
ふたつのスリースヴィ戦争の間
一八六四年の戦争
南ユトランド
一八六四年以降のデンマーク
グリュクスボー家
デンマーク史年表(一九四〇年、ドイツによる占領以降)
デンマーク王の系譜


第一次世界大戦当時・1916年に書かれたデンマーク史の本で、小学校と中学校にあたる国民学校で歴史教科書として使われたものの翻訳です。原題は「子供に語るデンマークの歴史」。作者はデンマークの女性教師ニコリーネ・マリーイ・ヘルムス氏。

1世紀にもわたってデンマーク人に親しまれてきた本で、この本に語られるデンマークの歴史によってデンマーク人のアイデンティティが培われてきたという面もあるので、子供向けではあるものの意外と重要かと。そもそも、1世紀も使われ続けるというのも凄いですね。
これ、どうも1957年の第22版を元にしているらしいので、1953年の北欧会議の設立まで扱っています。年表は2012年まで。
各君主ごとに節を区切って書いてますが、クヌーズ(クヌート)大王もあります。そこには、クヌートがおべっか使いの家臣に陸海の支配者だと褒められて、それを戒めるため、浜辺で波に語りかけて濡れるというエピソードも載っています。
元は古い本なのに、今でも十分読めるし、デンマーク視点で楽しめる読みやすい本です。

参照サイト
デンマーク国民をつくった歴史教科書 | 彩流社
http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-1867-8.html
デンマーク(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF
デンマークの歴史(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
クヌーズ1世 (デンマーク王)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%8C%E3%83%BC%E3%82%BA1%E4%B8%96_(%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E7%8E%8B)
クリスチャン4世 (デンマーク王)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B34%E4%B8%96_(%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E7%8E%8B)

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