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ちょっと古いが面白く読める江戸時代についての概説書。大石慎三郎『江戸時代』

どうも。馬頭です。
昨日は夜に店で餃子を食べたんですが、夜中にお腹が痛くなって大変でした。

それはともかく。

大石慎三郎『江戸時代』

『江戸時代』

(大石慎三郎。中央公論社。中公新書476。1977年。480円。266ページ)
はじめに
I 世界史にとりこまれた日本
II 大開発の時代とその終焉
III 構築された社会
IV 江戸の成立と発展
V 絹と黄金
VI 分水嶺の時代
VII 顔の社会
VIII 近世から明治維新へ
参考文献


日本近世史が専門の学習院大学教授だった大石慎三郎氏の本。

江戸時代の日本社会についての概説本ですが、「いままでこう思われていたけど・・・」というような江戸時代知識に、意外な事実であったり、もしくは新しい視点を与える解説になっていました。書かれたのが1977年ということなので、今となってはちょっと学説的にも考えて的にも古いのですが、それでも今読んでみても面白く読める。人気のある一冊というのもわかります。

江戸時代になって平和になると、各地で新田開発などが進められ、1660年頃には室町時代の約三倍にも耕地面積が増えたらしいのですが、山野が荒廃してしまったので、新田開発を禁止したりしたとかいう話は初めて知りました。ずっと江戸後期まで開発し続けてたのかと思ってた。「諸国山川掟」という法律もあったそうです。

あとあまり考えたことなかったですが、市を開く日にちは、その地域の人間がカバーできる範囲内で、日にちをずらしつつ順々に場所を変えながら開いていたから、地域内のどこかで市が開かれているような状況になるようにしていたらしい。たとえば、5日ごとに開く市がどこかにあれば、その近くの四カ所に順々に市が立つみたいな。

参照サイト
中公新書 中央公論新社
http://www.chuko.co.jp/shinsho/
諸国山川掟(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%B8%E5%9B%BD%E5%B1%B1%E5%B7%9D%E6%8E%9F
市場(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E5%A0%B4

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