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突厥・阿史那氏の複雑な事情が隼や長歌たちを危機に追いやり・・・。夏達『長歌行』第4巻

どうも。古本屋に立ち寄るのや外食するのはやめようと決意して、一週間で意志が折れた馬頭です。

それはともかく。

夏達(シャアタァ)『長歌行』第4巻

『長歌行』第4巻

(夏達。集英社。ヤングジャンプコミックス・ウルトラ。2013年。600円。)
「唐代。突厥の将軍・阿史那隼(あしなしゅん)の捕虜となり、信任を得てその軍師となった李建成の娘・李長歌。しかし、隼は彼を嫉妬する小可汗の阿史那社尔(あしなしゃある)の襲撃によって傷を負ってしまう。長歌は策をめぐらして支援を頼むとともに、隼たちを逃がすのだが・・・」


唐王朝の二代目の皇帝・太宗(李世民)に復讐を誓う姪の李長歌の活躍を描く歴史漫画の四巻。作者は「誰も知らない〜子不語〜」の中国人女性漫画家・夏達(シャアタァ)氏。連載は「ウルトラジャンプ」です。

この巻では突厥内の内紛によって、将軍・阿史那隼が敵対する小可汗の阿史那社尔の攻撃を受ける中、軍師となった長歌がなんとかしようと手を尽くすことになります。
阿史那社尔が嫉妬から隼を追い落とそうとするわけですが、どうやらその背後には隋王朝復興を図る突厥の可汗の后である建成姫がいて、彼や大可汗の頡利可汗を唆して操っていたようです。
長歌は朔州の秦古と連絡を取り、頡利可汗に翻意させようとしますが、それが終わらないうちに彼女は裏切り者が誰なのかを知り、部族の隊列から離れ、ひとり原野に残るのでした。そんな彼女を拾うのは、道観の静澹真人(せいたんしんじん)で、長歌は偽名を名乗り、そこでの生活をはじめることになります。

踏んだり蹴ったりで散々な目にあった長歌。絶望して野垂れ死にしそうになったりしつつも、遊牧民の世界から離れ、新展開に入っていきます。今度彼女が関わる人は女賢者といった人ですね。しかも、マズイ人物と繋がりがあるようですし、さて、どうなってしまうのでしょうか・・。

ところで、作中の「阿史那社尔」は「阿史那社爾(あしなしゃじ)」のことらしいですが、なんで漫画だと「社尔(しゃある)」って読みなんでしょうね。

参照サイト
四月的小小公園 夏達公式
http://april44.blogbus.com/
夏達(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E9%81%94
ウルトラジャンプ
http://ultra.shueisha.co.jp/
阿史那社爾(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%8F%B2%E9%82%A3%E7%A4%BE%E7%88%BE
阿史那氏(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%8F%B2%E9%82%A3%E6%B0%8F
義成公主(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E6%88%90%E5%85%AC%E4%B8%BB
宇文化及(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E6%96%87%E5%8C%96%E5%8F%8A
頡利可汗(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%A1%E5%88%A9%E5%8F%AF%E6%B1%97
レビラト婚(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A9%E3%83%88%E5%A9%9A
契丹(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%91%E4%B8%B9

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「達人伝 -9万里を風に乗り-」第3巻。
「世界で一番美しい樹皮図鑑」
「モンゴル覇権下の高麗―帝国秩序と王国の対応―」



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