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明治から大正にかけてウラジオストクに住んだ日本人のことを書いた本。堀江満智『ウラジオストクの日本人街』

あけましておめでとうございます。正月から安定のカップ麺生活を送る馬頭でございます。
今年はいい年でありますように。

それはともかく。

堀江満智『ウラジオストクの日本人街 明治・大正時代の日露民衆交流が語るもの』

『ウラジオストクの日本人街 明治・大正時代の日露民衆交流が語るもの』

(堀江満智。東洋書店。ユーラシア・ブックレットNo.73。2005年。600円。63ページ。)
はじめに
第一章 ウラジオストクの成り立ち
第二章 ウラジオストクへ渡った日本人
第三章 ひとつの事例、堀江直造の足跡
第四章 日本人社会の終焉 居留民の撤退
おわりに 日本人街の記録を未来に
参考文献


新年一冊目はこの本。ユーラシア・ブックレットのひとつで、明治から大正にかけてのウラジオストクに渡った日本人たちのことを扱った本です。

この著者の堀江満智氏の祖父・堀江直造がウラジオストクで働いていたことがあって、それもあってこういう本を書いたみたいです。日本人の渡航のはじまりから、シベリア出兵によって当地の日本人社会が衰退するところまでが書かれています。
内容的には、エッセイみたいなもので、詳細に調べたものではなく、過去の著作などの情報をまとめた感じのもの。著者の語りたい、ウラジオストクに渡った日本人たちは日露友好を願った人びとだったんだ、という主張が強く出てて、状況が不明なのに「〜だろう」とか「に違いない」とかを多く使っていい感じで文章をまとめようとしています。
日本人街についての説明は、それほど詳細に書かれてるわけじゃなく、構成した職種や人数、日本人居留民によって作られた組織のことを書いたりはしてあります。日露間の交流のことについても思っていたほど書いてないです。ロシア人側の情報がほとんど無いです。
あと、できれば日本人街のマップくらいは掲載して欲しかった。
シベリア出兵に関して、ブラゴベシチェンスクのことは書いてるけど、尼港事件のことは一切触れていません。
いまいち高い評価は出せないですが、ウラジオストクの日本人たちについての情報が多少知れるという点は良かったかと。
思うに、この著者の祖父とその息子・正三の話をメインに人物伝的に書いた方がよかったのかも?



「遙かなる浦潮(ウラジオストック)―明治・大正時代の日本人居留民の足跡を追って (日露交流叢書)」。祖父・直造と父・正三の遺品を集めて作った「遙かなる浦潮」という本。
「ロシアに渡った日本人―江戸・明治・大正・昭和 (ユーラシア・ブックレット)」。
「帝政期のウラジオストク ―市街地形成の歴史的研究 (早稲田大学学術叢書)」。読んだことどころか実物も見たことないですが、ウラジオストクの昔の話だと、これが詳しそうですね。


参照サイト
東洋書店
http://www.toyoshoten.co.jp
ウラジオストク(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%AF
シビリア出兵(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%87%BA%E5%85%B5

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