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トルフィンとクヌートの四年振りの再会。捨て身の交渉の結末は・・・。幸村誠『ヴィンランド・サガ』第14巻

どうも。馬頭です。
ウクライナが酷いことになってて心配です。ほんとにもう、やめてください・・・。

それはともかく。

ヴィンランド・サガ第14巻_幸村誠

『ヴィンランド・サガ』第14巻

(幸村誠。講談社。アフタヌーンKC。2014年。590円。199ページ)
「クヌートの戦士団の圧倒的な強さの前に完敗したケティル農場の人びと。降伏することに決めたオルマルは蛇と共にクヌートの野営地へと向かう。だが、そこには去ったはずのトルフィンが先に来ていて、捨て身の交渉をしていたのだった・・・」


11世紀を舞台にしたヴァイキング漫画『ヴィンランド・サガ』の最新刊が発売になりました。
これで奴隷編は完結となります。ついにトルフィンの物語に大きな一区切りがつきましたよ。

わかってたことですが、クヌートの戦士団とケティル農場の寄せ集めでは戦いにすらならないわけで、もはや勝てる見込みなど微塵もなく、ケティル一家は当主となるべきオルマルの決断で降伏を選びます。オルマルの引き起こした争いですが、自分でケツを拭くことに。でも、オルマルもここまできてやっと一皮むけて男になりました。犠牲は大きかったですが・・・。
奴隷編の最後の締めは、トルフィンとクヌートの四年ぶりの再会と交渉となります。すでに奴隷の身からは解放されたということで、レイフとともに去っても良かったのですが、結局自ら戻ることにします。呆れつつもついてくるエイナル。トルフィンは、クヌートの野営地に行って交渉しようとするのですが、奴隷の身なりなので戦士たちが取次してくれず、揉め事になってしまいます。ここから彼なりの交渉がはじまっていくのですが・・・。
トルフィンとクヌートのやりとりのシーンは、互いの強い信念・確固たる意志が感じられ、この奴隷編の締めくくりにふさわしい感心するような名場面でした。

というわけで、奴隷編が終わったわけですが、この巻の最後の一話でとうとうトルフィンが故郷のアイスランドへと帰ります。1002年くらいに出たから十六年振りとなりますかね。いや〜、「ついに戻ってきた」って感じです。それにしてもユルヴァさんつえーよ! まさかここに最強の敵が待ち構えているとは・・・みたいなwww

ここからとうとうタイトルにあるヴィンランドの話になってくわけですが、ここがターニングポイントとなるとして、連載はあとどれくらいの長さになるんでしょうね〜。まあ、まだまだ楽しめる、ということですから全然いいのですが!

それにしても、ウォーモンガーのトールギルさんは、このまま居なくなるのは惜しいキャラなのでまた出して欲しいものです。

参照サイト
アフタヌーン
http://www.e-1day.jp/afternoon/magazine/
幸村誠 (makotoyukimura) on Twitter
https://twitter.com/makotoyukimura
クヌーズ1世 (デンマーク王)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%8C%E3%83%BC%E3%82%BA1%E4%B8%96_(%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E7%8E%8B)
ソルフィン・ソルザルソン(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%8B
レイフ・エリクソン(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3

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「デンマーク国民をつくった歴史教科書」。クヌートが海に向かって言う台詞のエピソードについても載ってますよ。
「【Amazon.co.jp限定】いちばん詳しい「北欧神話」がわかる事典 オーディン、フェンリルからカレワラまで 北欧神話・ケルト神話相関図付き (「いちばん詳しい事典」シリーズ) 」
「巨大重機の世界」。これは欲しい。



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