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怨霊となった戦国武将が蘇り、冥界上杉軍はこれを調伏する! 浜田翔子&桑原水菜『炎の蜃気楼(ミラージュ)』漫画文庫版 全3巻

どうも。馬頭です。
十何年かぶりくらい久々に花豆を食べたんですが、この味と、ボソボソした食感は凄く懐かしいなぁ。

それはともかく。

浜田翔子&桑原水菜『炎の蜃気楼(ミラージュ)』漫画文庫版第1巻

『炎の蜃気楼(ミラージュ)』第1巻

(浜田翔子。原作/桑原水菜。白泉社。白泉社文庫Silkyシリーズ。2001年。562円。327ページ)
「松本市に住む高校生・成田譲(なりたゆずる)と仰木高耶(おうぎたかや)は、最近おかしなことに巻き込まれ続けていた。それは、かつて戦国時代に敗れ去り怨霊となった戦国武将たちが、再び戦国の世をやり直し、この世を転覆させようとはじめた『闇戦国』の戦いだったのだ。怨霊の浄化のため戦い続ける冥界上杉軍の指揮官・上杉景虎の現代での姿である仰木高耶は、これまでの記憶を失っていたが、四百年間共に戦ってきたという直江信綱とともに、魔縁塚から復活した武田信玄に取り憑かれた親友・成田譲を救うため、その恐るべき企みを防ごうとするのだが・・・」


かつて女性ファンを中心に一大ブームを巻き起こした(ファンがゆかりの地を巡る「聖地巡礼」が本格化したのはコレからでしたよね?)桑原水菜氏の小説「炎の蜃気楼」のコミカライズです。作画は原作文庫の挿絵も途中から担当している漫画家の浜田翔子氏。「代官山呪い屋st. 」や「夢の子供」などの作家さんですね。1995年に「セリエミステリー」で連載されたものでコミックスはそのとき一度出てますが、この本は2001年に文庫化されたものです。この前、御館の乱の本を読んでなんか読み直したくなって買ってきました。

この作品は、もとはコバルト文庫で出てた霊能バトル・転生(?)ものなわけですが、戦国武将たちが現代に怨霊となって現れて戦うことになります。そして、驚愕なのが、主人公が上杉景虎だったという!(なぜこいつにしたのか・・・) しかも、彼と共に戦う最大の味方が直江信綱という設定。おいおい、御館の乱じゃ、あんたら敵同士じゃんか、と今なら言えますが、実はそこらへんもしっかり押さえてあって、二人は一筋縄ではいかない複雑な関係として描いています。
実は原作の小説のほうはたしかはじめの何巻かくらいまでしか読んでなかったはず。もともと浜田翔子氏の作品が好きで、その流れで読んだ「炎の蜃気楼」なので。アニメのことはほとんど覚えていない。キャラデザも東城和実寄りな作画だったような。
今回ひさびさに漫画版読んでみましたが、やっぱ面白いですね。


浜田翔子&桑原水菜『炎の蜃気楼(ミラージュ)』漫画文庫版第2巻浜田翔子&桑原水菜『炎の蜃気楼(ミラージュ)』漫画文庫版第3巻

『炎の蜃気楼(ミラージュ)』漫画文庫版 第2巻・第3巻
(浜田翔子。原作/桑原水菜。白泉社。白泉社文庫Silkyシリーズ。2001年。543・619円。293・409ページ)

2巻までで原作の1巻分で、武田信玄を退けるところまで。三巻は特別編の「CLAWLESS HAWK」と「凍てついた翼」、「炎の蜃気楼・スペシャルショート」と、いった感じで短編を集めてあります。「CLAWLESS HAWK」は大阪での話で、本願寺の下間頼廉と雑賀孫市が敵の話。「凍てついた翼」は、譲と高耶が中学生の頃の話で超常ネタは無しのヒューマンドラマです。
しかし、冥界上杉軍の夜叉衆の味方が、柿崎晴家(女体化)と安田長秀なんですよね。セレクトが面白い。
面白いといえば、そもそもこれがなんで「セリエミステリー」で連載することになったんでしょうね。

参照サイト
桑原水菜公式サイト
http://mizuna.info
浜田翔子 (hamashoko) on Twitter
https://twitter.com/hamashoko
アニメーション 炎の蜃気楼 - Sony Music
http://www.sonymusic.co.jp/Animation/mirage/
白泉社オンライン|白泉社
http://www.hakusensha.co.jp/index.shtml
炎の蜃気楼(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%8E%E3%81%AE%E8%9C%83%E6%B0%97%E6%A5%BC
上杉景虎(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E6%99%AF%E8%99%8E
直江信綱(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B4%E6%B1%9F%E4%BF%A1%E7%B6%B1
三条の方(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%9D%A1%E3%81%AE%E6%96%B9
松本城(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%9F%8E
ベニバナインゲン(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%B3

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「ジハード 2 こぼれゆく者のヤーファ (星海社文庫)」
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