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シェイクスピアの「リチャード三世」を元に二つの家の人びとの悲劇的な憎愛を描く。菅野文『薔薇王の葬列』第1巻

シェイクスピアの「リチャード三世」を元に二つの家の人びとの悲劇的な憎愛を描く。菅野文『薔薇王の葬列』第1巻




どうも。馬頭です。
昨日は一日に二回もカップ麺を食べて、両方で汁をこぼす失態をやらかしてしまいました。しかも、二度目の時は器の中に調味料の小瓶を落としてしまい、結構な惨事に。

それはともかく。

菅野文『薔薇王の葬列』第1巻

『薔薇王の葬列』第1巻

(菅野文。秋田書店。プリンセスコミックス。2014年。429円。191ページ)
「15世紀のイギリス。プランタジネット家の二つの傍流、ランカスター家とヨーク家は、互いに王位を巡って内戦を繰り返していた。ヨーク家の三男・リチャードは、ある秘密を持つがゆえに母親から愛されずに育った。武芸に励みながらも自らの体を呪い、屈折した思いを抱きながらヨーク家のために戦おうとしていたのだが、ある夜、森の中でヘンリーという不思議な青年に出会って彼に惹かれていき・・・」


「オトメン(乙男)」の菅野文氏の描く薔薇戦争モノの漫画です。まだ少年のリチャード3世が主人公の物語で、シェイクスピアの「リチャード三世」及び、「ヘンリー六世」を下敷きにして描いています。
連載は「月刊プリンセス」。

赤薔薇に象徴されるランカスター家と、白薔薇のヨーク家の同族の二つの家門が相争う時代に、厳しい立場に立たされるヨーク家の三男として生まれたリチャード。しかし、リチャードには体にある秘密があり、父兄らには愛されたものの母親には疎まれてしまっています。屈折して育ったリチャードは、同名の愛する父リチャードのため、自分の存在価値を証明するため、武芸に励み率先して戦おうとすることになります。
そんなリチャードの前に現れたのは、不思議な雰囲気の青年ヘンリーで、徐々に彼に惹かれることになります。しかし、ヘンリーの正体は、父の宿敵たる英国王ヘンリー6世で・・・。
といった感じで、両家の人びとの憎愛と苦悩を描くストーリーとなっています。
いや〜、上手いなぁ。雰囲気がなかなか良いですよ、この漫画。続きが楽しみです。悲劇的な展開になってしまうのでしょうか・・・。
あとヘンリー6世の奥さん、フランスの雌狼ことマーガレットさんがいい味出してるので彼女の活躍にも期待。

参照サイト
AYA KANNO
http://kannoaya.web.fc2.com/kannoofficial/index.html
菅野文@(kanno_aya) on Twitter
https://twitter.com/kanno_aya
プリンセス 秋田書店
http://www.akitashoten.co.jp/princess
薔薇戦争(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%94%E8%96%87%E6%88%A6%E4%BA%89
リチャード3世 (イングランド王)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%893%E4%B8%96_(%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%8E%8B)
リチャード三世 (シェイクスピア)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E4%B8%89%E4%B8%96_(%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%94%E3%82%A2)
ヘンリー6世 (イングランド王)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC6%E4%B8%96_(%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%8E%8B)
マーガレット・オブ・アンジュー(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC
リチャード・プランタジネット (第3代ヨーク公)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88_(%E7%AC%AC3%E4%BB%A3%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%85%AC)

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「リチャード三世 (新潮文庫)」
「薔薇戦争―シェイクスピア・『ヘンリ六世』『リチャード三世』に拠る」
「ローマとパルティア: 二大帝国の激突三百年史」



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