Entries

凄まじい八つ裂き刑がついに執行され・・・。坂本眞一『イノサン』第4巻

どうも。馬頭です。
体調悪くて月曜は会社休んでましたが、全然よくならない。日曜には自転車の初乗りしようと思ってたけど、ちょっとマズイなぁ。北の方に行って、満開の桜を見ようと思ってたのに・・・

それはともかく。

坂本眞一『イノサン』第4巻

『イノサン』第4巻

(坂本眞一。出典/安達正勝『死刑執行人サンソン』。集英社。ヤングジャンプコミックス。2014年。514円。208ページ)
「ルイ15世暗殺未遂犯ダミアンの処刑はついに佳境を迎えた。140年振りに行われる四肢を馬で別々の方向に引っ張って殺す八つ裂きの刑は、人びとの思惑が絡み合い、より壮絶に、より残酷に執行されていく。だが、そのせいで最後になっても四肢は千切れず、処刑は失敗するかに見えたが・・・」


18世紀のパリの死刑執行人シャルル-アンリ・サンソン(ルイ16世やマリー・アントワネットを処刑した人)を主人公にした漫画「イノサン」の第4巻。作者は「孤高の人」の坂本眞一氏。連載は「週刊ヤングジャンプ」。

ルイ15世というフランスの国家を象徴する人物を殺そうとしたがために、劇的な殺し方をされることになったダミアン。処刑のクライマックスは、かつてアンリ3世を殺したジャック・クレマンに倣って八つ裂きの刑となります。四頭の馬で四肢を引っ張り腕と足を引きちぎる残酷極まりない刑罰ですが、人びとの熱狂の中で実行されます。しかし、叔父ニコラがフランス王権の正義の執行を演出するため、わざと処刑に時間のかかる駄馬を用意させたがため、馬がへたばって処刑そのものが失敗しそうになります。
ですが、意外な人物がこれに救いをもたらすことになります。
それはまだ幼女のシャルルの妹マリーでした。神聖な処刑台に上がるなと怒る祖母マルトですが、シャルルは処刑執行のためならかまわないと受け入れます。
こうして悲惨な処刑が終わりますが、ほんと凄い処刑シーンでした。
マリーはこのあとも出てくるのですが、これ、ほんとに女の身で処刑人になるってことなのかな。



「死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男」
「図説公開処刑の歴史」
「パリの断頭台 〈新装版〉: 七代にわたる死刑執行人サンソン家年代記」



参照サイト
週刊ヤングジャンプ公式サイト
http://youngjump.jp
坂本眞一 (14MOUNTAIN) on Twitter
https://twitter.com/14MOUNTAIN
「孤高の人」の坂本眞一、死刑執行人サンソン描く新連載(コミックナタリー)
http://natalie.mu/comic/news/84063
シャルル=アンリ・サンソン(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AB%EF%BC%9D%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3
死刑執行人(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E5%88%91%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E4%BA%BA
ロベール=フランソワ・ダミアン(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%9D%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AF%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%B3
八つ裂きの刑(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E3%81%A4%E8%A3%82%E3%81%8D%E3%81%AE%E5%88%91

関連記事
処刑を厭う者と処刑を求める者たちの迷走・・・。坂本眞一『イノサン』第3巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1706.html
友人の処刑を経て、ある想いを秘めて死刑執行人として働きはじめ・・・。坂本眞一『イノサン』第2巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1638.html
18世紀のパリの処刑執行人サンソンがその家業ゆえに苦しみ・・・。坂本眞一『イノサン』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1568.html
美貌と才知にあふれるフランス最高の女傑の人生を描く。佐藤賢一&紅林直『かの名はポンパドール』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1194.html
1600年に行われたパッペンハイマー裁判の詳細。ミヒャエル・クンツェ『火刑台への道』
http://xwablog.exblog.jp/10272518
残虐な拷問と処刑が溢れかえる歴史の闇の中で・・・。大西巷一『ダンス・マカブル 西洋暗黒小史』第1巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-647.html
マラーを暗殺したコルデーと彼女を処刑したサンソンの交流を描く話が凄く良かった。大西巷一『ダンス・マカブル 西洋暗黒小史』第2巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-970.html
これは良い拷問漫画! α・アルフライラ&深見真『ちょっとかわいいアイアンメイデン』第1巻と2巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1548.html
宗教改革に揺れるオーストリアを舞台にした処刑人となった男の物語。英・墺映画『ダークソード 処刑人』
http://xwablog.exblog.jp/10266804/
逃走を続けるスクワ姫をフルゥが追い・・・。鈴木健也『蝋燭姫』第2巻
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1504.html



「マルヌの会戦 - 第一次世界大戦の序曲 1914年秋」
「聖なる王権ブルボン家 (講談社選書メチエ)」
「マリー・アントワネットに別れをつげて」Blu-ray版。



このブログのトップページへ 
デジタル・クワルナフ HPのトップへ 
web拍手・コメントはこちらへ
web拍手レスまとめページはこちらへ  
Twitter(matou_twi)はこちらへ



関連記事
スポンサーサイト

Appendix

カウンタ

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

検索フォーム

プロフィール

管理人・馬頭

Author:管理人・馬頭
世界史系サイト「デジタル・クワルナフ」の管理人。ロシア・東欧史が大好物。馬。

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる