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松山城と小倉城に行ってきました。吉見百穴もついでに。20140427

どうも。馬頭です。
最近、毎日ヨーグルト食べてます。かぼちゃのタネを入れると美味しいのです。

それはともかく。
本日は奥野さんと大鴉さんとともに埼玉県の松山城を見に行くことになりました。てか、ここ、この前自転車で行ったさくら堤公園とそんな離れてない。また来てしまった・・・。

松山城と小倉城と吉見百穴20140427_1

吉見百穴

東松山駅で集合だったのですが、私が遅刻してさっそくやらかします。今日は凄く天気が良くて、Tシャツで大丈夫なくらいでした。
東松山駅から東へちょっと行くと市野川沿いに吉見百穴があるので、まずはそちらから見学してきました。
柔らかい岩盤に掘られた古代の横穴墓です。横穴墓は5世紀くらいに北九州ではじまって全国に広まり、8世紀に衰退したようです。ここには全部で219個の穴がありますが、近隣にも同様の横穴墓・黒岩横穴墓群が存在してます。ここは坪井正五郎が発掘を行い、コロポックルのような小人が住んでたとか言ってたそうです。日本のホビット庄はここにあった。まあ、実際には家族単位で使ってる集合墓だったわけですが。ここには貝塚発掘で有名なお雇い外国人モースも見学に来ています。思った以上に観光地化されていて、整備されています。今回はお城がメインですが、これも見応えがあって良かったです。


松山城と小倉城と吉見百穴20140427_2

軍需工場

戦時中に軍需工場をここの地下に作ってしまったので、遺跡の一部にこんな大穴が開いています。貴重な遺跡になんてことを・・・。他のトコでやれ。


松山城と小倉城と吉見百穴20140427_3

地下内部

軍需工場跡には一部入れるようになってますが、想像以上に大きなトンネルが掘ってあります。網目状に掘られてて、出入口はいくつかあったようです。中は電灯がついてて見学でき、たいへん涼しく、綺麗に掘られていました。


松山城と小倉城と吉見百穴20140427_4

岩室観音と仏石

吉見百穴の隣に松山城があるのですが、その途中に岩と岩の間に挟まるようにして岩室観音があります。門のようですが、奥に建物があるわけではなく、二階部分に礼堂があります。


松山城と小倉城と吉見百穴20140427_5

松山城外観

市野川の屈曲部に張り出した小高い山の上に作られた平山城です。写真は、市野川対岸から撮影したもの。
関東北部の要衝のひとつとして重要な城で、北条・上杉・武田による争奪が繰り広げられ、上田氏や難波田憲重や上杉朝定、太田資正などが城主になっています。
「ヒストリエ」の作者・岩明均の「雪の峠」という作品で紹介される、北条氏康と武田信玄の連合軍に攻められ、上杉謙信が援軍を率いてきたけど間に合わなかったという話は、このお城のことです。あれに出てくる梶原政景という武将は、太田資正の次男。
太田資正による史上初の軍用犬による伝令の話もこの城の話。
それにしても、武田信玄と北条氏康と上杉謙信の三人が揃う戦いが実現するかもしれなかったというのは惜しいですね。


松山城と小倉城と吉見百穴20140427_6

松山城・本丸跡

市野川側から道があるので登れますが、こちらは急な坂道になっていて、上がると笹曲輪跡と本丸跡に出ます。
本丸跡はかなり広い空間で、かつては神社があったとかいうことで、基礎部分や手水舎などが残っています。
ここから下を見下ろすと、比企郡の様子が一望でき、その向こうには秩父の山々がそびえています。
松山城は、城内に凄く深い堀切が多くつくられていて、複雑な構造をしています。城の土地は私有地らしく、整備が進んでないので、結構草木が茂ってて、写真だとせっかくの大規模な構造物がよくわからないのが残念。堀に降りてみるとわかりますが、高低差が凄くて防御力高そうです。


松山城と小倉城と吉見百穴20140427_7

小倉城

実は今日は吉見百穴と松山城を見て、あとはちょっと近くのボタン園でも見て終わるつもりだったのですが、流れで小倉城も見に行くことに。大鴉さんが車で来てくれてたからなのですが、やはり車があるとないとでは行動範囲が段違いですね。
小倉城は市野川沿いに西に十数km行ったところにありますが、わかりにくい場所にあります。
写真中央のお寺の脇にあるお墓のところから登っていきます。


松山城と小倉城と吉見百穴20140427_8

小倉城・石垣

このお城は、よく事情のわかっていない謎の多いお城だそうです。
小倉城が珍しいのは、緑泥片岩という緑色がかった板状の石を積み上げた石垣があるところ。この山自体が隆起した岩盤を含んでいて、そこから採掘した石を使ってあります。ちなみに吉見百穴も横穴墓の入り口を、近くで取れる板状の緑泥片岩で蓋していたそうです。
石垣は各所に見られますが、一部は崩落して危ないので、土嚢で補強してありました。


松山城と小倉城と吉見百穴20140427_9

小倉城・石の採掘場所にして堀切

上に登ると曲輪を区切る堀切がありますが、露出した岩盤が石の採掘場所にもなっています。


松山城と小倉城と吉見百穴20140427_10

小倉城・郭1

小倉城の上部は開けた平らな場所になっていて、結構広かったです。整備の途中らしく、木が伐採され、木片のチップが大量に敷き詰められていました。ここ、ほんとに広かったです。


松山城と小倉城と吉見百穴20140427_11

小倉城・虎口

小倉城は張り出した曲輪が広がってる結構大きなお城で、曲輪の出入口の部分は虎口になってたります。写真の場所は郭1の北東側にある虎口。屈曲した登り口と張り出し部分が見事。この下にはさらに枡形があってたので守りも固かったでしょう。
この城は他にも竪堀がくっきり残ってたりしてたので、大喜びでした。


最後は東松山駅に戻って食事。お酒もちょっとしか飲んでないのにヘロヘロになってしまいましたが、名物の味噌やきとりを食べてご満悦。
今回は素晴らしいお城を二つと古代の遺跡を見れて、なんとも楽しい城巡りができて良かったです。



「あなたの知らない埼玉県の歴史 (洋泉社歴史新書)」今回のお役立ち本。行く前にチラっと読んでおきました。トピックごとに2〜4ページくらいで簡単に説明してくれるので、読みやすい。
「戦国の堅城―築城から読み解く戦略と戦術 (歴史群像シリーズ) 」これには松山城の解説があります。
「雪の峠・剣の舞」今回松山城に行くにあたり、読みなおしたけど、やっぱり面白い漫画でした!


参照サイト
ようこそ洞窟修道院へ!
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/
バルト~エーゲへの道
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kolvinus/
比企城館跡群 松山城跡(ひきじょうかんあとぐん まつやまじょうあと) 埼玉県吉見町
http://www.town.yoshimi.saitama.jp/guide_matsuyamajyou.html
吉見百穴(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E8%A6%8B%E7%99%BE%E7%A9%B4
松山城 (武蔵国)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E5%9F%8E_(%E6%AD%A6%E8%94%B5%E5%9B%BD)
太田資正(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E8%B3%87%E6%AD%A3
小倉城 (武蔵国)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%80%89%E5%9F%8E_(%E6%AD%A6%E8%94%B5%E5%9B%BD)

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「共産主婦―東側諸国のレトロ家庭用品と女性たちの一日 (共産趣味インターナショナル)」
「戦国スナイパー 謀略・本能寺篇 (講談社文庫)」
「関東争奪戦史 松山城合戦―戦国合戦記の虚と実を探る (比企双書)」



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