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サンソン家の次女にして女死刑執行人マリー・ジョゼフの尽きせぬ怒り・・・。坂本眞一『イノサン』第5巻

どうも。馬頭です。
最近は記事投稿が週刊ペースになってるな・・・

それはともかく。

坂本眞一『イノサン』第5巻

『イノサン』第5巻

(坂本眞一。出典/安達正勝『死刑執行人サンソン』。集英社。ヤングジャンプコミックス。2014年。514円。225ページ)
「ダミアンの処刑から数年。サンソン家の前代ジャン・バチストの友人で敗戦の責任を負わせられたグリファン元帥の処刑が行われる。処刑はバチストの息子シャルルによって行われると思っていた元帥だったが、処刑場に現れたのはサンソン家の次女にして男装の処刑執行人マリー・ジョセフだった・・・!」


18世紀のパリの死刑執行人シャルル-アンリ・サンソン(ルイ16世やマリー・アントワネットを処刑した人)を主人公にした漫画「イノサン」の第5巻が発売になりました。作者は「孤高の人」の坂本眞一氏。連載は「週刊ヤングジャンプ」。

この巻から、第2章「真紅のベルサイユ」編がはじまります。
あの国王暗殺未遂犯ダミアンの悲劇的な処刑から5年後、1762年。サンソン家の次女マリー・ジョセフが処刑人として仕事をするようになってます。彼女とシャルルの兄妹がダブルキャストで物語を作っていくようです。
七年戦争の戦闘のひとつ、ウィリングハウゼンの戦い(ウィリングスハウゼンの戦い?)で敗北して、その責任を負って処刑されるグリファン元帥の処刑を前半で描き、男を憎むマリー・ジョセフのキャラクターを鮮烈に印象付けてます。
後半では、幼少期のモーツァルトと絡めながら、オーストリア皇女マリア・アントニア(マリー・アントワネット)を登場させ、マリー・ジョセフとの対比で描く流れを示します。
あと、メガネ美人のマリー・ジャンヌ・ベキュー(のちのデュ・バリー夫人)も再登場。シャルルと深く関わることに。

物語は、異色の女処刑人の妹や新キャラも交え、さらに面白くなってきましたね。続きが楽しみです。



「死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男」
「斬首の美学―ギロチン処刑史「クビを斬る人、斬られる人」」
「首斬り人の娘 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)」



参照サイト
週刊ヤングジャンプ公式サイト
http://youngjump.jp
坂本眞一 (14MOUNTAIN) on Twitter
https://twitter.com/14MOUNTAIN
「孤高の人」の坂本眞一、死刑執行人サンソン描く新連載(コミックナタリー)
http://natalie.mu/comic/news/84063
シャルル=アンリ・サンソン(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AB%EF%BC%9D%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3
死刑執行人(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E5%88%91%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E4%BA%BA
Battle of Villinghausen(Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Battle_of_Villinghausen
デュ・バリー夫人(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%BC%E5%A4%AB%E4%BA%BA
Thomas Arthur, comte de Lally(Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Thomas_Arthur,_comte_de_Lally

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