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息子を将軍とした治済はその恐るべき本性を現していく・・・。よしながふみ『大奥』第11巻

どうも。輸送艦と補給艦が同じとは知らなかった馬頭です。
ずっとどこにいるんだろうか、とか探してたよ!

それはともかく。

大奥_第11巻_よしながふみ

『大奥』第11巻

(よしながふみ。白泉社。ジェッツコミックス。メロディ連載。2014年。686円。225ページ)
「150年振りに男の将軍が誕生した徳川幕府。将軍・家斉の母親として権力を握る治済は、恐るべき本性のまま、その権力をほしいままにふるい、邪魔者たちを排除していく・・・。その頃、失脚した田沼派の面々は在野で細々と暮らしていたのだが、赤面疱瘡の究明を諦めてはおらず・・・」


男女逆転のパラレルワールドの江戸時代を描く漫画「大奥」の第11巻。

赤面疱瘡という男子しかかからない奇妙な病気のせいで生まれた女性の将軍ですが、150年ぶりにとうとう男子による将軍が誕生します。
しかし、将軍になった徳川家斉は、強烈な個性を持つ母親・徳川治済のせいで傀儡状態。
治済は権力を握るためなら手段を選ばない冷酷な人間で、松平定信を排除し、忠臣や孫までも簡単に殺す恐ろしい人間です。
家斉にはとにかく子作りをやらせてたくさんの子供を産ませるのですが、孫への愛情などまったくなく・・・というか息子の家斉も道具程度の扱い。
そんな母親を持った将軍家斉でしたが、これが意外にも結構まともな人間でして、松平定信がやった寛政異学の禁があるのに彼は蘭学などにも興味を持つことになります。
そして、かつて田沼意次の下で赤面疱瘡に立ち向かっていった人たちのことを知るのですが・・・。

いやー、治済が怪物級のキャラクターで、定信が完全にピエロと化してたのでざまあ感があってよかった。そして、家斉がいい人で良かった。これでちょっとは希望が見えてきたような。

大御所事件は描くけど尊号一件は描いてないです。

次の巻がなんと2015年の秋頃発売ってなってるんですが、1年以上あくのか。もっと早く続きを!

参照サイト
テレビ・映画「大奥」
http://ohoku.jp/
大奥 | 白泉社
http://www.hakusensha.co.jp/women/com.html
白泉社オンライン
http://www.hakusensha.co.jp/index.shtml
松平定信(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B9%B3%E5%AE%9A%E4%BF%A1
徳川治済(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B7%9D%E6%B2%BB%E6%B8%88
徳川家斉(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B7%9D%E5%AE%B6%E6%96%89
寛政異学の禁(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%9B%E6%94%BF%E7%95%B0%E5%AD%A6%E3%81%AE%E7%A6%81

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