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北海道の大自然の中で隠された金塊を求めて凄惨な戦いがはじまる。野田サトル『ゴールデンカムイ』第1巻

どうも。人間らしい生活がしたい馬頭です。
ほんと最近は生活がボロボロです。なんとか立て直したい。

それはともかく。

野田サトル『ゴールデンカムイ』第1巻

『ゴールデンカムイ』第1巻

(野田サトル。集英社。ヤングジャンプコミックス。2015年。514円。)
「日露戦争直後。戦場で『不死身の杉元』と呼ばれていた杉元佐一(すぎもとさいち)は、とある理由から大金を求め、北海道の山奥で砂金掘りをしていた。そんな杉元が知ったのは、網走監獄にいるある囚人がアイヌ人から奪った金塊がどこかに隠されているということ。父を殺されたアイヌ人の少女アシㇼパとともに、杉元はこの黄金を探そうとするおだが・・・」


「ヤングジャンプ」で連載中の「ゴールデンカムイ」の第1巻が発売になりました。作者は「スピナマラダ!」の野田サトル氏。

日露戦争の帰還兵とアイヌ人の少女が、自然あふれる北海道に隠された黄金を巡る事件に関わっていくことになる漫画です。
死んだ同郷の戦友の残された妻で、そしてかつての恋人でもある女性の眼病のために大金が必要になった若い元兵士・杉元は、北海道の川で砂金掘りをやってたのですが、まったく採れないでいました。そんな彼に、森で暮らす飲んべえのおっさんが、大量の黄金が隠されている、という話をします。
それによると、ある男がアイヌ人たちが集めた黄金八万円分(現代の金額だと約八億円)を、奪い取って隠したものの、そのあとすぐに捕まって網走監獄に送られてしまったという。残忍なその囚人は、その秘密を密かに外の仲間に伝えるため、同房の囚人たち24人に全部集まらないと解読できない刺青を入れたという。はじめは信じなかった杉元ですが、そのおっさんにも刺青があることを知り、その話を探りはじめます。
さらに、熊から彼を救ってくれたアイヌ人の少女アシㇼパ(「アシリパ」ではなく、リは小文字のリ。小書きリ。アイヌ語だとそういうのがある。)の父親がその黄金を集めてたアイヌ人のひとりだったことも知り、彼女とともに黄金探しをはじめることになります。
北海道の大自然で生きる術を知る少女と、戦いに長けた兵士のデコボココンビです!
刺青を持つ脱獄囚たちの他にも、日本軍の第7師団も金塊を狙っていて、かなり危険なことになっていきそうです。

たいへん面白い作品ですね〜。こういうの大好きです。
作中では黄金探しとともに、北海道の大自然の中での生活のことや狩猟のこと、武器や社会情勢のことなど、薀蓄織り交ぜて描いているのがなんかいいですね。というか、アイヌ人の調理法でリス食ったりとか、アイヌの知識・習慣の話が興味深かった。



「ゴールデンカムイ 2 (ヤングジャンプコミックス)」
「スピナマラダ! 1 (ヤングジャンプコミックス) 」

第2巻はすぐに出ます。
これ、はじめの三話分は集英社のサイトで試し読みできます。オススメなので是非。


参照サイト
野田サトルのブログ
http://723000451898910026.weebly.com
野田サトル (@satorunoda) | Twitter
https://twitter.com/satorunoda
週刊ヤングジャンプ公式サイト
http://youngjump.jp
ゴールデンカムイ | 週刊ヤングジャンプ公式サイト
http://youngjump.jp/web_comic/goldenkamui/1/
アイヌ(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C
第7師団 (日本軍)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC7%E5%B8%AB%E5%9B%A3_(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%BB%8D)
網走刑務所(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%B2%E8%B5%B0%E5%88%91%E5%8B%99%E6%89%80
小樽市(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%A8%BD%E5%B8%82
小書きリ(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9B%B8%E3%81%8D%E3%83%AA

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