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猥雑としたローマの様子や魅力的な新キャラとのやりとりが濃厚で面白い。ヤマザキマリ&とり・みき『プリニウス』第2巻

どうも。馬頭です。
会社の先輩に「ヒートテックのタイツを一度穿くと手放せなくなる」と言われたけど、本当ですね。

それはともかく。

ヤマザキマリ&とり・みき『プリニウス』第2巻(帯付き表紙)

『プリニウス』第2巻

(ヤマザキマリ&とり・みき。新潮社。バンチコミックス45プレミアム。2015年。660円。193ページ)
「ローマに帰ってきた博物学者プリニウス。しかし、不潔なローマの街中での生活でプリニウスの体調は悪化してしまう。書記のエウクレスは近くに住む医者のシレノスを連れてくるよう言われるのだが、訪ねると彼は娼館にいると教えられ・・・」


「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリ氏が、とり・みき氏と組んで合作する、ローマの博物学者で『博物誌』の著者、大プリニウスを主人公にした漫画「プリニウス」の第2巻です。連載は「新潮45」。

イヤイヤですがローマに戻ってきたプリニウス。そんな彼を待っていたのは、自宅の家人たちと皇帝ネロでした。ネロはなにやら気難しい人で、元老院との確執で思い通りならないことにイライラして情緒不安定な感じです。なんともうんざりした感じで仕えるプリニウスですが、ネロはプリニウスを結構評価してるようですね。
そんなネロですが、お忍びで町中にやってきて、たまたま口の利けない娼婦プラウティナに目をつけます。そのプラウティナに惚れてしまったのが書記のエウクレスなのですが・・・。
そんな感じで新キャラが増えてそれぞれが話に絡みながら、ローマでの日常のあれこれを描きつつ、ドラマが進展していきます。悪友(?)のシレノス、ネロの愛人ポッパエア、聾唖の娼婦、冴えないオッサンのようでいて実は腕っ節の立つフェリクス、そしてその妻ミリアム、などどのキャラも濃い魅力が出てますね〜。
プリニウスの自宅の描写は、彼の膨大な知識量を表すかのような密度に圧巻。
今回は薀蓄溢れ出るプリニウスの語りは前よりも少なめですが、水道管の話やぜんそくの薬の話があって面白かったですし、ローマでの日常生活の描写や人間ドラマの部分が多くて楽しめました。



「プリニウスの博物誌〈第1巻~第6巻〉」
「プリニウスの博物誌〈第7巻~第11巻〉」



参照サイト
ヤマザキマリ公式HP | mari yamazaki official web site |
http://yamazakimari.com
TORI MIKI'S BLOG(とり・みき)
http://www.torimiki.com
プリニウス 新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/plinivs/index.html
新潮45|新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/
ガイウス・プリニウス・セクンドゥス(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A5%E3%82%B9
博物誌(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%9A%E7%89%A9%E8%AA%8C
ポッパエア・サビナ(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%91%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%93%E3%83%8A

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