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妻と妻とが結ぶ固い絆「姉妹妻」という風習が描かれる。森薫『乙嫁語り(おとよめがたり)』第7巻

どうも。最近はイルハン国史のあたりが気になる馬頭です。

それはともかく。

乙嫁語り(おとよめがたり)第7巻_森薫

『乙嫁語り(おとよめがたり)』第7巻

(森薫。エンターブレイン。ビームコミックス。2015年。620円。191ページ)
「ペルシアのとある街の富豪の屋敷。そこの妻アニスは、だれもが羨むような幸せの中にあったが、一抹の満たされない気持ちを抱いていた。しかし、使用人のマーフから強い絆で結ばれた相手『姉妹妻』というものがあることを聞き、そのことが気になってしまう。その後、風呂屋で出会った魅力的な人妻シーリーンに惹かれたアニスは、彼女と姉妹妻になりたいと思うようになるのだが・・・」


「エマ」の森薫氏が描く、中央アジアを舞台にした素敵なお嫁さんたちの物語「乙嫁語り(おとよめがたり)」の第7巻。連載は『ハルタ』。

前の巻の殺伐とした戦いの話から、一転してペルシアの美人妻たちのほわっとしたお話になります。
「姉妹妻」という風習は、子持ちの人妻同士が一生の親友になる、というもので、イスラム圏に実際にあった風習だそうです。「縁組姉妹(ハーハル・ハーンデ)」とも。
貧しい染物屋の美人妻シーリーンとお風呂屋で出会った可憐な人妻アニスが、彼女との逢瀬を繰り返していくうちに惹かれあい、姉妹妻となるという話。
なんか、風呂屋に行くことで出会える二人なので、話の半分以上がお風呂での話。当然ながら裸がいっぱいです。これは作者の趣味でしょう(確信
お話は、最後に思わぬ方向に向かってきますが、なんかこれはこれでいいじゃないか(メガネをクイッとやりながら

今回は話の内容にあわせてか、すっきりした絵柄になってましたが、次の話はまたもとに戻って、とうとうパリヤさんの話だそうです。超楽しみですね!


参照サイト
ハルタ エンターブレイン
http://www.enterbrain.co.jp/product/magazine/harta
F E L L O W S !
http://fellows-manga.com/
エンターブレイン
http://www.enterbrain.co.jp/index.html
南下政策(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E4%B8%8B%E6%94%BF%E7%AD%96
グレート・ゲーム(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0

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「乙嫁語りの歩き方 (英和MOOK)」。驚いたけど、これは非公式の便乗本だそうです。公式のガイド本、エンターブレイン出してくれないかなぁ。
「岩波イスラーム辞典」
「ホスローとシーリーン (東洋文庫 310) 」



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