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若き最澄と空海の強烈な生き様と苦悩を描く。おかざき真里『阿・吽』第1巻

どうも。馬頭です。
日常的にホントにイライラします。

それはともかく。

おかざき真里『阿・吽』第1巻

『阿・吽(あうん)』第1巻

(おかざき真里。監修・協力/阿吽社。小学館。ビッグスピリッツコミックススペシャル。2014年。)
「一族の悲願を背負い国分寺へと入れられ、僧侶となった広野こと、のちの最澄。彼は厳しい俗世と腐敗した仏教界の荒波に揉まれ、その純粋さゆえに苦しんでいく。そしてまた、同時期にひとりの天才・真魚ことのちの空海が、学問をやめ、仏門へと入るのだった。時は8世紀、日本仏教界を変えた二人の僧の生き様が交錯する・・・」


天台宗の最澄と真言密教の空海の人生を描いていく漫画です。作者は「サプリ」のおかざき真里氏。恋愛モノ以外でもこういうの描くのか、とちょっと驚き。

お家再興を願う母親に連れられて仏門に入った最澄は、たやすく人が殺され、苦しみの多い俗世や、姦淫などの破戒が広まる寺など、酷い世の中に絶望して、仏教にのめり込んでいきます。純真で人を魅了する彼のまわりに蠢く人々と、そんな彼と出会うことになる空海のお話。
どっちも子供時代から描いてますが、分量的には最澄の方により中心が寄ってる感じでしょうか。
ドロドロとした人の執着と欲望を感じる力強くもなにか陰湿な中に、迷い苦しみながらもきらめくような光を放つ両者の生き様が楽しめる物語ですね。
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」は妖怪退治的な話もありだけど、こっちは幻想的な部分は幻視みたいのくらいか。
連載は「月刊スピリッツ」。
あ、おかざき真里って元・博報堂の人なのか。それで漫画家ってのも凄いな。いや、凄いのか?

参照サイト
cafemariの本棚
http://booklog.jp/users/cafemari
おかざき真里 Twitter
https://twitter.com/cafemari
最澄(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E6%BE%84
空海(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B5%B7
月刊スピリッツ
http://spi-net.jp/monthly.html

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「銀の魚銀の波―北海道鰊漁三代記 (デラックスコミックス)」。昔の北海道の漁師の話。綱元の家の末裔の漫画家が描いてるという。
「世界史の誕生─モンゴルの発展と伝統 (ちくま文庫) 」
「ねこ艦~ねこ海軍艦艇総覧~ (SPコミックス)」



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