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莊子の孫が滅んだ祖国の人々を救うため世の達人たちを集めはじめる・・・。王欣太『達人伝 9万里を風に乗り』第1巻から8巻

どうも。馬頭です。
今週は外食続きでした。

それはともかく。

王欣太『達人伝 9万里を風に乗り』第1巻

『達人伝 9万里を風に乗り』第1巻

(王欣太。双葉社。アクションコミックス。2013年。600円。185ページ。)
「荘子の孫・荘丹は、祖国の琰王に仕えていたが、ある年ついに隣国・斉によって滅ぼされ、王も親友・玄信も殺されてしまう。斉の将軍・朱涯によって9年の猶予を与えられた荘丹は、世の達人たちを集め、中国全土を征服しようとする秦に対抗することを使命とし、各地を旅することになるのだが・・・」


王欣太(キングゴンタ)氏の新作「達人伝」、やっと読み始めました。前から買っておいて、8巻まで持っていたけどまだ読んでなかったので一気読み。

主人公の莊子(正字ではなく「荘子」表示)の孫・荘丹というキャラは創作みたいですね。秦帝国建国以前の混乱した状況の中で、有名人や侠客といった人々と出会いながら、異才を持つ「達人」たちと出会っていくことになります。
仲間として共に旅するのは、著名人たちに詳しい無名(ウーミン)という男と、「包丁」の語源になった人物の甥・料理人の丁烹の2人で、彼らはのちのち「丹の三侠」と呼ばれて名が知られることになります。
彼らははじめは大盗賊・盗跖らと知り合い、次は孟嘗君、信陵君、といった大人物らとも知り合ったりしますし、その途中でも若き日の呂不韋らとも知らず知らず関わったりもします。
作中では秦の大将軍・白起が無茶苦茶強い人物として大暴れしてて、その戦乱に荘丹らも巻き込まれていきます。
また、華陽の戦いの前哨戦的な形で描かれた洛陽の戦いで、「キングダム」で登場する王騎と同一人物とも言われる「王齕」が登場したりもします。
そういえば、これは「キングダム」の前史にあたる部分の歴史でもあるのですが、両方読むと作者のスタンスの違いが面白く感じられます。秦の扱いが真逆というか。


王欣太『達人伝 9万里を風に乗り』第8巻

『達人伝 9万里を風に乗り』第8巻

(王欣太。双葉社。アクションコミックス。2015年。600円。)


8巻では救うべき祖国の人たちがやられてしまい、ちょっと驚きの展開です。そういえば、荘丹の祖国が創作扱いなのか、名前が出てないですね。荘子の祖国なら「宋」みたいですが。宋も斉に滅ぼされてます。

続きも早く読もう。現在12巻まで出てるみたいですね。
連載は「漫画アクション」。

参照サイト
株式会社双葉社 | 漫画アクション
http://www.futabasha.co.jp/magazine/action.html
荘子(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%98%E5%AD%90
宋 (春秋)(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%8B_(%E6%98%A5%E7%A7%8B)
包丁(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%85%E4%B8%81
盗跖(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%97%E8%B7%96

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