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智将スコラーリと精強なクマン騎兵によってフス派は窮地に立たされ・・・。大西巷一『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』第6巻

どうも。今年からは有休は全部使うぞと心に誓う馬頭です。
いままでは結構余ったけど、もういいや。

それはともかく。

大西巷一『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』第6巻

『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』第6巻

(大西巷一。双葉社。アクションコミックス。2016年。620円。189ページ)
「1421年の冬。ハンガリーの遊牧民・クマン人が十字軍側の増援としてやってきたことで、いままでにない戦法に苦しめられるフス派軍。さらにジシュカたちは皇帝の側近・名将スコラーリの策によって、壁が壊れたクトナー・ホラで包囲される。だが、ジシュカはこの苦境の中でさらに奇抜な布陣をもってして対抗するのだった・・・」


15世紀のチェコ(ボヘミア)で起きた「フス戦争」を題材とした漫画「乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ」の第6巻です。今回は一日遅れてしまいましたが無事買えました。作者は「女媧 JOKER」「曹操孟徳正伝」「ダンス・マカブル」「おてんば珠姫さま!」の大西巷一氏。

前巻ではフス派の内部抗争に苦しみましたが、今回は強敵、クマン人の登場によって酷いことになっていきます。
遊牧民のクマン人は、騎兵として優秀で、戦法も騎士的な戦い方とは違い、ワゴンブルクでの従来のフス派の戦い方ではやられてしまいます。
このクマン人の精兵たちと、身ひとつで成り上がったイタリア人智将スコラーリの策が、徐々にフス派を追い詰めていくことに・・・。

ハンガリー史&ロシア史好きとしては、漫画でクマン人の暴れっぷりが見られるとは、嬉しい限り。
それにスコラーリも思った以上に名将で、さすがのジシュカも今回ばかりは逃げるしかないって感じでしたね。
あと、雪山での逃避行を意外なメンツでやるハメになったのは面白い! しかし、ジシュカの行動がなんだか怪しくなってきてて・・・、これ、どうするつもりなのかが気になりますね〜。
それにしても、今回フス派はやられっぱなしだけど、中でも女性陣が酷い目にあいまくってますね。クマン人がそれに拍車をかけてる。
シャールカもアダム派の話の時のダメージで、もうここで心折れてもおかしくない感じだったのですが、友だちの激励によって、ふたたびターボルの戦士として立ち上がります。おい。だいじょぶか。健気すぎて最後どうなるかが怖いw
あと。ジェリフスキー、全部オマエが悪い。



「中世ヨーロッパ残虐物語 (MFコミックス)」。そういや「ダンスマカブル」の再編コンビニコミックが出てました。こういうのは本屋であまり売ってないから逆に探すのが大変だ。



参照サイト
LA GROTTA (ラ・グロッタ)(大西巷一)
http://ohnishikoichi.jimdo.com
大西 巷一 (kouichi_ohnishi) on Twitter
https://twitter.com/kouichi_ohnishi
月刊アクション | WEBコミックアクション
http://webaction.jp/monthly_action/
ちなみに双葉社のサイトで冒頭11ページを試し読み可。→「乙女戦争」試し読み
http://webaction.jp/monthly_action/sample/ma7_04.html
ターボル戦記 ~フス戦争の記録~
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kolvinus/tabol/top.htm
フス戦争(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B9%E6%88%A6%E4%BA%89
フス派(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B9%E6%B4%BE
ヤン・ジシュカ(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%AB
ターボル (チェコ)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%AB_(%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B3)
The Hussites of Bohemia(英語)
http://myweb.tiscali.co.uk/matthaywood/main/Hussites.htm
Jan Želivský ヤン・ジェリフスキー(Wikipedia)
https://cs.wikipedia.org/wiki/Jan_Želivský
クトナー・ホラ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%A9
Pippo Spano ピッポ・スパーノ フィリポ・スコラーリ(Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Pippo_Spano
キプチャク(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%AF
ウォーワゴン(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%82%B4%E3%83%B3

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