Entries

三鷹の水車を見てきました。あと近藤勇のお墓も。20160612

どうも。時間がある時に限って用事を済ませないでダラダラ過ごしてしまう馬頭です。

それはともかく。
先週、12日の日曜日に、前から見に行きたかった三鷹にある水車小屋を見てきました。

[広告] VPS


回転する水車
水車の全体を撮影するのはできないのでわかりづらいですが、かなり早く回転してます。

この日はだれも来る人がいなかったので一人で三鷹に行くことに。最寄り駅は西武多摩川線の多磨駅です。
調布飛行場と国立天文台との間を流れる野川沿いに、大沢の里・水車経営農家、という水車小屋の施設があります。


三鷹の水車20160612_01

天然理心流道場・撥雲館(はつうんかん)

今回、水車小屋の近くには近藤勇のお墓があるというのは調べてたんですが、多磨駅から人見街道沿いに歩いてる途中にふいにあってびっくりしたのがこの道場です。古い木造の建物で、普通の民家の敷地内に建ってるのが見えます(この写真だと見づらいですが)。その民家の表札は「近藤」なので子孫の方なのかな?
近藤勇の時代の建物じゃなくて、後継者となった近藤勇五郎の時代、明治時代のものらしいです。


三鷹の水車20160612_02

近藤勇生家跡

人見街道を挟んで撥雲館の対面にあるのが、近藤勇の生家の跡です。
近藤勇の実家は宮川家といってこの地の豪農だったそうです。
今は当時のものは井戸だけ残ってて、こんな感じになってます。近くに近藤神社というのもあります(近藤神社は小さな社で昭和になってから建てられたもの)。
こっちも撥雲館を見つけてなかったら見逃してたところだ。野川公園入口の交差点のところです。



三鷹の水車20160612_03

近藤勇 産湯の井戸

これがその当時の井戸。まあ、何も見えませんが。
てか、産湯の井戸系の史跡多いけど、それ結局生活用水だったってだけですよね?



三鷹の水車20160612_04

龍源寺

さらに歩いていくと人見街道沿いに曹洞宗大沢山・龍源寺があります。近藤勇のお墓があるお寺です。



三鷹の水車20160612_05

獏と獅子

ちなみにこのお寺の柱のところにある彫刻が面白い。
このでっぱってる部位の名称、よくわかんないんですが「木鼻」ってのでいいのかな? 写真で左側のがたぶん獏で、右側のが獅子、もしくは麒麟。麒麟だったら蹄になってるハズだけど、よくわからない。反対側のも撮っておけばよかった。



三鷹の水車20160612_06

近藤勇像

この龍源寺は近藤勇の銅像が入り口のところに建ってるのでわかりやすい。近藤勇百年祭の時に寄贈されたものらしい。



三鷹の水車20160612_07

近藤家の墓

お寺の本堂の裏側に回ってすぐのところに近藤勇のお墓があります。近藤家・宮川家の人たちのお墓で、左隣が近藤勇の娘・たまの夫となった近藤勇五郎のお墓です。近藤勇五郎は近藤勇の兄・宮川音五郎の次男で養子になってたまと結婚したとのこと。ちゃんと墓石見なかったのですが、たまの墓もここにあるようです。妻の松井つねの墓は無いらしい。
墓石は5つ並んでるうちの、右から先祖代々の墓、近藤勇、近藤勇五郎、近藤新吉、近藤久太郎&近藤彦助、となっています(新吉と久太郎は勇五郎の子。たまとの子は久太郎だけ。新吉は後妻の子。近藤彦助って誰だ?)。
下調べしてこなかったのであとから知りましたが、天満屋事件で死んだ宮川信吉のお墓もあるみたいです。信吉は近藤勇の従兄弟で、勇の叔母の息子にあたり、また父親の従兄弟の息子にもあたるようです。



三鷹の水車20160612_08

近藤勇の墓石

5つ並んだ墓石の右から2番目が近藤勇の墓石です。



三鷹の水車20160612_09

横穴古墳供養塔

近藤勇の墓の目の前にあります。近くにある横穴古墳の遺骨を供養したとのこと。
ちなみに発見したのは明治17年くらい。



三鷹の水車20160612_10

野川

野川は多摩川の支流で、国分寺に発し、南流、東流し、多摩川左岸側に合流します。写真は相曽浦橋から下流側を撮影。右側の木が茂ってるあたりが目的地の水車小屋。左側が北にあたり、小山のようになってるのが野川沿いの国分寺崖線。崖の下の部分が蛍が出てくる「ほたるの里」という公園になってるみたいです。
この野川の右側をずっと行くと調布飛行場などがある平地。左側の崖の上は台地で奥には国立天文台があったりします。どうやら国立天文台は、野川とその支流が作った舌状台地の上に作られているようです。



三鷹の水車20160612_11

大沢の里 水車経営農家

野川沿いにサイクリングロードを進んで、少し回って水車の施設にやってきました。
民家を保存してるわけですが、一軒だけじゃなくて、母屋・水車小屋・土蔵・製粉小屋、などがあります。ほんと小さい施設で、券売機で100円払って見学できます。見学にはボランティアらしき人たちが連れて見せて説明してくれます。はじめ客は他にいませんでした。公開時間は10〜16時。水曜休日。
母屋、土蔵、水車小屋の順番で見学。民具もいっぱい置いてあります。

ここは文化14年(1817年)から五代に渡って峯岸家が水車を経営してたそうで、農家ではなく水車メインの家だったとか。それでも天井裏で蚕飼ったり、自分たち用の農作物は作ってたとのこと。



三鷹の水車20160612_12

水輪

水車小屋の中には巨大な水輪が回っています。「新車(しんぐるま)」とも。危険防止のためか、ガラス張りになってます。かなり巨大な水車ですが、冒頭の動画を見てもわかるように結構な速さで回転しています。なんでも、一分間に10〜12回転くらいするそうです。
水車が野川に接しているわけではなく、貯めてある水を循環させて回しているとのこと。
ここの野川は一時期流れてなかったのですが、昭和に流路変更・河岸工事をして今の状態になったそうで、昔は屈曲した川だったのが直線的で深い川になったとか。なので、今の水車の位置だと水面にすら届かない。
ちなみに水輪は数年前に作りなおしたものだそうです。聞いた話だと、水車は水に入れて使ってないとどんどん駄目になっていくとのこと。



三鷹の水車20160612_13



杵がずらりと並んでいて壮観です。手前に10本、奥に4本の14本が同時に突けるわけですね。オルゴールみたいな感じのからくりです。
残念ながらこれを実際に動かすのは特定の時だけで、この時は水車は回っているけど、杵は突いてなかったです。



三鷹の水車20160612_14

蕎麦用の臼

杵だけじゃなくて、2つの臼も回すよう装置がつながっています。これは蕎麦粉を作る用で、凄いのが出てきた粉を回収しつつ、網で潰れてないものを集めて、ベルトコンベアー的なもので上に持ち上げて、もう一度臼に入れる、という装置になってます。機械そのものです。江戸時代にこんなの作れたというのが凄いなぁ。
ちなみにこれも動かしていなかったです。



三鷹の水車20160612_15

小麦粉用の臼

こちらは小麦粉用の臼。量が多いから大きい。からくりも蕎麦用と同じ感じ。

水車小屋は全部見ても30分かからず見れます。常駐してるボランティアだか職員だかの人に話も聞かせていただいたけど、思った以上に面白い。



三鷹の水車20160612_16

国分寺崖線

水車小屋を見終わったあとに、すぐ近くにあるという古代の横穴墓を観に行くことにしました。先ほどの野川左岸側にあった国分寺崖線に見学施設が作ってあるというので対岸に渡って登ります。
公園の奥にあるわかりづらい入り口から崖の小道を進みます。道は作ってあるけど狭い。



三鷹の水車20160612_17

出山横穴墓公開施設

少し登ると横穴墓があるのですが、こんな感じでちゃんとコンクリの施設が崖にへばり付くように作ってあります。
吉見百穴のようにむき出しなのかと思ってたのでビックリ。
ちなみに、この崖に沿って他にも横穴墓があるそうです。



三鷹の水車20160612_18

出山横穴墓公開施設 内部

中に入ってみると、まさに横穴の見るだけの施設といった感じ。一部屋だけ。ガラス張りの向こう側に横穴があります。こんな遺跡施設初めて見た。



三鷹の水車20160612_19

出山横穴墓群8号墓 内部

七世紀頃の横穴墓です。ガラスに光が反射してしまうので上手く撮影できませんでしたが、こんな感じになってます。入り口(羨門)はアーチ状に石を組み、下にも石を敷き詰めてあります。奥のほうには遺骨のレプリカが当時のように設置されています。ここの骨が明治の始めに偶然見つかって、先ほどの龍源寺に埋葬されたらしい。
内部は羨道と前室・後室の玄室がある構造。四人が埋葬され、手前にあるような壷なども入っていたとか。使用されている石なども、わざわざ遠隔地の石を使用しているそうです。
そうそう、この施設はボタンがあって、押すと5分くらいの説明アナウンスが流れるようになってるんですよ。こういうのも面白い。
いったいどういう人がここを見学に来るのか。



三鷹の水車20160612_20

出山遺跡第1号竪穴住居跡

さらに横穴墓のすぐ上の崖の上には、縄文時代後期(3500年ほど前)の竪穴式住居の跡が発見されています。今は埋め戻されて何もわかりませんが。



という感じで、見まわってみて、そのまま帰宅しました。水車見るだけ、という感じで行ったのですが、思った以上にいろいろあって見応えがあり、楽しかったです。でも、これだったら、国立天文台と調布飛行場も見て、一日コースで見学すればよかったかな、と思いました。
あと、一人だったからロードバイクで来ればよかったかもとかはじめ思ってましたが、休日に都内走れば時間かかるし危険なだけだからやめといてよかった。

なんでも10月はじめに水車を実際に使ってみるイベントがあるそうなので、余裕があればまた行ってみたいです。



参照サイト
三鷹市 |三鷹の水車「しんぐるま」大沢の里 水車経営農家
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/suisya/
三鷹の水車小屋博物館 しんぐるま 大沢の里水車経営農家
http://4travel.jp/domestic/area/kanto/tokyo/tama/mitaka/hotplace/11366250/
水車(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E8%BB%8A
野川 (東京都)(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E5%B7%9D_(%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD)
武蔵野台地(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%94%B5%E9%87%8E%E5%8F%B0%E5%9C%B0
出山横穴墓群(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E5%B1%B1%E6%A8%AA%E7%A9%B4%E5%A2%93%E7%BE%A4
近藤勇(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E8%97%A4%E5%8B%87
近藤勇五郎(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E8%97%A4%E5%8B%87%E4%BA%94%E9%83%8E
宮川信吉(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%B7%9D%E4%BF%A1%E5%90%89

関連記事
難波田城公園に行ってきました。城山公園と古墳も見ました。20140503(増補版)_前編
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1762.html
飛鳥山公園に行ってみました。あとかつしかハープ橋まで走る。20120729
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1292.html
昔の来日外国人といえば、これがあったのを忘れてた! 姜在彦『朝鮮通信使がみた日本』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1253.html
千葉の水辺を堪能。手賀沼・利根川・印旛沼・検見川下り。20130623
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-1574.html



「日本の水車と文化」
「大聖堂・製鉄・水車―中世ヨーロッパのテクノロジー (講談社学術文庫)」
「別冊歴史REAL図解! 戦国の陣形 (洋泉社MOOK 別冊歴史REAL) 」



このブログのトップページへ 
デジタル・クワルナフ HPのトップへ  
Twitter(matou_twi)はこちらへ



関連記事
スポンサーサイト

Appendix

カウンタ

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

検索フォーム

プロフィール

管理人・馬頭

Author:管理人・馬頭
世界史系サイト「デジタル・クワルナフ」の管理人。ロシア・東欧史が大好物。馬。

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる