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かつてジャンヌ・ダルクと共に戦った英雄による狂行の果てに・・・。宮脇明子『ジル・ド・レ』

どうも。馬頭です。
ここ数日連続して深夜に働いてますが、むしろ連続してやった方が体には負担が少ないような気がしてきました(いろいろ間違っている)

それはともかく。

宮脇明子『ジル・ド・レ』

『ジル・ド・レ』

(宮脇明子。青泉社。LGAコミックス。2016年。630円。188ページ)
「15世紀のフランス。数多の領地を相続した国内有数の大貴族で、ジャンヌ・ダルクの側で戦い、若くして元帥にまでなった男、ジル・ド・レ。だが彼には人として大事なものを欠落した部分があり、ジャンヌが処刑されたあと、その狂気が暴走していくのだった・・・」


ジャンヌ・ダルクとともに救国の英雄となりながらも、黒魔術を行い、連続少年殺人を犯すなど乱行を繰り返して処罰された男、「青ひげ」ことジル・ド・レの生涯を描く作品。作者は有名な「ヤヌスの鏡」の宮脇明子氏。

クールどころか冷血で無慈悲な性格をした美貌の青年貴族が、ジャンヌ・ダルクがいなくなった後の世界で狂気に蝕まれていき、暴走してしまう様子が描かれます。全部で4話。
ジル・ド・レの狂気の理由付けにジャンヌ・ダルクがいるのではなく、狂気の中での救いとしてジャンヌがいる、という形なのは珍しく、とても面白く読めました。ジャンヌの扱いが抑えめなのもいい。あまり注目されない妻のカトリーヌや従伯父のラ・トレレモイユ、シャルル7世の義理の母ヨランダ・タラゴン(ヨランド・ダラゴン)なども登場してるのは好感。シャルル7世の描き方も良かった。

この単行本には「ジル・ド・レ」が四話分の他に、「バートリィの小部屋」というホラー・サスペンスの短編も収録されています。こちらは現代もの。



「『青髯』ジル・ド・レの生涯」
「青髯ジル・ド・レー―悪魔になったジャンヌ・ダルクの盟友 (海外ノンフィクション・シリーズ)」
「ジル・ド・レ論―悪の論理─ (ジョルジュ・バタイユ著作集) 」


参照サイト
青泉社
http://seisensha.co.jp
ジル・ド・レイ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%A4
ジョルジュ・ド・ラ・トレモイユ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%82%A4%E3%83%A6
ヨランド・ダラゴン(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3

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