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まだ外国人が誰も通っていない日本の秘境を目指し会津道を往く・・・。佐々大河『ふしぎの国のバード』第2巻

どうも。馬頭です。
寒くなると肉まんが美味く感じますねー。

それはともかく。

佐々大河『ふしぎの国のバード』第2巻

『ふしぎの国のバード』第2巻

(佐々大河。KADOKAWA。エンターブレイン。ビームコミックス。2016年。620円。210ページ)
「1878年(明治11年)。著名な旅行者・冒険者であるイギリス人女性・イザベラ・バードは、極めて優秀な通訳である伊藤鶴吉を連れ、日本の東北地方を進み、蝦夷を目指す。そこには日本人の鶴吉ですら知らないような未知の世界が広がっていて・・・」


女旅行者として世界各地を旅し、明治初期の日本にも来て当時の様子を活き活きと記録していったイザベラ・バードが主人公の漫画の第2巻です。
作者は佐々大河(さっさたいが)氏。連載は「ハルタ」。

2巻では、日光から会津道を使って北上することになります。しかし、日本人ですら通常は使わない山間の道で、街道沿いには厳しい環境で暮らす庶民たちがいるのを目の当たりにすることになります。
不潔な衛生環境、ほとんどの人が苦しむ各種の皮膚病、そして服すら貴重品なほどの貧困。街育ちの鶴吉がカルチャーショックを受けるような異質な世界が、イザベラを驚愕させていくのです。
しかし、その中でも正面からその営みを見つめていくイザベラの真摯な態度には感銘を受けますね。
それに鶴吉が相当な努力家なこともわかってとても良かったです。

これでもまだ旅は序盤ですが、このあとどうなってしまうのか。ほんとたのしみですね。



「イザベラ・バードの日本紀行 (上) (講談社学術文庫 1871) 」
「イザベラ・バードの日本紀行 (下) (講談社学術文庫 1872) 」


参照サイト
ハルタ エンターブレイン
http://www.enterbrain.co.jp/product/magazine/harta
明治初頭の日本を英国人女性が歩く、佐々大河「ふしぎの国のバード」1巻(コミックナタリー)
http://natalie.mu/comic/news/147302
イザベラ・バード(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89
伊藤鶴吉(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E9%B6%B4%E5%90%89
露天風呂(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%B2%E5%A4%A9%E9%A2%A8%E5%91%82
馬わらじ(蹄鉄雑記帳)
http://www.equinst.go.jp/JP/hidume/hsn1-15.html
道祖神(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E7%A5%96%E7%A5%9E
付木(つけぎ)とは コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E4%BB%98%E6%9C%A8-99208

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「イザベラ・バードの旅 『日本奥地紀行』を読む (講談社学術文庫)」
「ジャポニズムのロシア 〔知られざる日露文化関係史〕 」
「維新期の街道と輸送 (1983年) (叢書・歴史学研究)」



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