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ヤン・ジシュカに教皇庁の魔手がのびる! 大西巷一『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』第9巻

どうも。自分の部屋で週に5度ほど起きる書籍流に悩まされている馬頭です。

それはともかく。

大西巷一『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』第9巻

『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』第9巻

(大西巷一。双葉社。アクションコミックス。2017年。620円。188ページ)
「内乱を収め、反撃に転じたフス派。快進撃を続けるも、オロモウツ市で黒死病が流行り、ヤン・ジシュカをはじめとした多くの仲間が病に苦しむことになる。そこに教皇庁の放った刺客が襲いかかり・・・」


15世紀のチェコ(ボヘミア)で起きた宗教戦争「フス戦争」を題材とした漫画「乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ」の第9巻です。作者は「女媧 JOKER」「曹操孟徳正伝」「ダンス・マカブル」「おてんば珠姫さま!」の大西巷一(おおにしこういち)氏。

やっとのことでフス派の内戦を収めたヤン・ジシュカ。シャールカも戻り、フス派の包囲網に対して反撃に転じれば、練度の上がったフス派軍は快勝を得るなど、すこぶる順調な展開が待っているかと思いきや、ヤン・ジシュカに「聖ラザロの騎士」と呼ばれる恐るべき刺客が放たれます。
ヤン・ジシュカの戦いは、道半ばで絶たれたかのようにも見えたのですが、彼がかつて導かれることになるヤン・フスとの思い出の回想を経て、今度は彼が仲間たちを導いていくことで続いていくのです。
ヤン・ジシュカが戦争中に、どっかで死ぬのはわかってましたが、これはいい死に様でしたね。ジジイかっこいいぞ!
ああ、だけど、最後で希望を持たせた上でそれに黒騎士ヴィルヘルムをぶつけてくるあたりは酷いw
あと、なかなか肝心のヤン・フスが出てこないからどうするのかと思ったら、最後で効果的に出して来ましたね〜。これは上手い。あの逃げれるのに思いとどまって逃げないシーンは、聖ペテロを思わせるなぁ。
個人的に嬉しかったのは回想シーンでタンネンベルクの戦いのシーンがちょっとだけあったこと。ヤン・ジシュカの成長のいち場面としても描かれてた。

こうして重要人物がいなくなってしまったので、これでもうあとは1巻くらいでエンディングかな、とか思ったら、どうやら12巻まであるそうです。まだまだ楽しめるぞ!

参照サイト
LA GROTTA (ラ・グロッタ)(大西巷一)
http://ohnishikoichi.jimdo.com
大西 巷一 (kouichi_ohnishi) on Twitter
https://twitter.com/kouichi_ohnishi
月刊アクション | WEBコミックアクション
http://webaction.jp/monthly_action/
ちなみに双葉社のサイトで冒頭11ページを試し読み可。→「乙女戦争」試し読み
http://webaction.jp/monthly_action/sample/ma7_04.html
ターボル戦記 ~フス戦争の記録~
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kolvinus/tabol/top.htm
フス戦争(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B9%E6%88%A6%E4%BA%89
フス派(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B9%E6%B4%BE
ヤン・ジシュカ(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%AB
ターボル (チェコ)(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%AB_(%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B3)
The Hussites of Bohemia(英語)
http://myweb.tiscali.co.uk/matthaywood/main/Hussites.htm
タンネンベルクの戦い (1410年)(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84_(1410%E5%B9%B4)
ヤン・フス(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%B9
コンスタンツ公会議(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%84%E5%85%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0
オロモウツ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%82%A6%E3%83%84

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「チェコとスロバキア―歴史と現在」
「七十人訳ギリシア語聖書 モーセ五書 (講談社学術文庫)」
「サクロ・モンテの起源: 西欧におけるエルサレム模造の展開」



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