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ロシアと日本が国境を接するようになってきてから300年! 真鍋重忠『日露関係史 1697-1875』

どうも。馬頭です。
最近美味しいものばかり食べてるのは、実は部屋の本を古本屋で処分したせいで懐があったかいからなんですが、結構処分したはずなのに、ほとんど部屋の広さが変わらないのはなぜなんだ!?

それはともかく。

日露関係史1697-1875_真鍋重忠

『日露関係史 1697-1875』

(真鍋重忠。吉川弘文館。1978年。2200円。347ページ)
1 ロシヤにおける対日関係の発生と日本探索
2 第一回太平洋探険
3 第二回太平洋探険
4 ロシヤ人の厚岸来航と日露交渉
5 対露関心の発生と幕府の蝦夷地開発計画
6 ラクスマンの根室来航と日露交渉
7 ラクスマン来航前後における対露国防策の変遷
8 レザーノフの長崎来航と日露交渉
9 樺太・千島におけるロシヤ船の暴行と幕府の対策
10 ゴローヴニンの逮捕と日露交渉
11 ロシヤ-アメリカ会社船のエトロフ島・下田来航
12 ロシヤ人のアムール地区進出
13 ロシヤ人の樺太進出
14 プチャーチンの長崎来航と日露交渉
15 クリミヤ戦争の勃発とその日露関係への影響
16 プチャーチンの下田来航と日露交渉
17 日露追加条約および修好通商条約の締結
18 開国後の樺太境界交渉とロシヤ軍艦の対馬占拠事件
19 明治初年の樺太問題をめぐる日露の交渉
むすび
主要参考文献


17世紀末から19世紀後半までの日本とロシアの接触が巻き起こした物事、ロシアが日本にどう関わろうとしたのか、などがまとめられた本。
著者は戦前に満州鉄道の満鉄調査部にいて「ウラル以東の諸鉄道」って本を書いたりもしてる人です。あと、「日露旅順海戦史」って本も出してますね。
ちゃんと全部は読んでませんが、多少古い本でもそれなりに面白いかと。
面白かったの中のひとつですが、クリミア戦争がはじまった時に、樺太の南、久春古丹のロシア軍が、補給物資が滞ることが予想され、さらに英仏の艦隊の襲来によって陥落するようなことがあれば、それを見られて交渉が不利になると問題だから、ということで撤退しちゃったということがあったそうです。
あんな遠くの戦いが、こんな僻地の拠点のことまで左右するとは。


参照サイト
株式会社 吉川弘文館
http://www.yoshikawa-k.co.jp/
日露和親条約(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%9C%B2%E5%92%8C%E8%A6%AA%E6%9D%A1%E7%B4%84

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「乙嫁語り」1巻。森薫氏の新刊が今月15日に発売されますよ! カフカスあたりが舞台という!
「トロイ ディレクターズ・カット DVD」。blu-ray版が出たせいか、DVD版の方は、定価の半額くらいになってますよ。あー、ウチもblu-rayは欲しいけど、テレビないんじゃぁな!



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