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貧困が逃げ場を奪う恐るべきシステムで世界が回る。堤未果『ルポ 貧困大国アメリカ』

どうも。馬頭です。
ここ最近ファミマで売ってた黒糖サーターアンダギーが、どうやらもう販売期間を終了してしまったようで売ってないです。非常に残念。

仕事がますます手一杯。なんか新しいこともやらなきゃならないし、やらされることに。今の時期はやめてくれ~

それはともかく。

堤未果『ルポ 貧困大国アメリカ』

『ルポ 貧困大国アメリカ』

(堤未果。岩波書店。岩波新書。2008年。700円。207ページ)
プロローグ
第1章 貧困が生み出す肥満国民
第2章 民営化による国内難民と自由化による経済難民
第3章 一度の病気で貧困層に転落する人々
第4章 出口をふさがれる若者たち
第5章 世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」
エピローグ
初出一覧
あとがき


アメリカの貧困層を食い物にする社会全体のシステムの酷さを書いた本。著者は、911テロの時に、隣りのビルにいて、ジャーナリストになることになったとか。うさん臭いあのアムネスティの元職員ということですが、そういうことはほぼ関係なく、鋭い視点で語る内容は非常に面白いです。
世界一裕福な国なのに、驚くほど安い賃金で働かされる人々が、ギリギリの生活をし、それがすべて制度としてがっちりと彼らを縛り、追いつめているのが紹介されています。
とにかく貧しい人からどんどんむしり取るし、政府は金持ちしか助けない。民営化は物事を安くあげるけど、そのしわ寄せはみんな社会的弱者に行くようになってます。健康を概してもどうしよもなく、学生ローンで学校を出ても仕事は無く、この生活をなんとかしようと軍隊に行けばいいように利用されて使い捨てられる。しかも、どれもがうまいこと繋がってて、知らず知らず追いつめられて、望むと望まざるとにかかわらず、彼らを貧困に導く相手を肥えさせるために協力するようになってるのが凄いですね。
「高度に発達した資本主義社会はディストピアと見分けがつかない」
そんな感じです。

この本、よく売れてましたし、前になんかの賞とか取ってたはず。確かに面白い。そういや、著者の夫はあの川田龍平だそうです。らしいっちゃらしいか。
まあ、一部にえーってな発言もありますが、全体的には非常にいい。これの続編も「ルポ 貧困大国アメリカII」も出てて、こっちも買ってみました。


参照サイト
岩波書店ホームページ
http://www.iwanami.co.jp/
ジャーナリスト堤未果のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/bunbaba530

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