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北宋建国による中国統一の時代にいた、とある武家の物語を描く。北方謙三&長沢克泰『楊家将(ようかしょう)』第1巻

どうも。馬頭です。
コミケ終わったらやろうとおもっていたことがひとつもできていません。
あと脇腹が痛くなってきた。

それはともかく。

北方謙三&長沢克泰『楊家将(ようかしょう)』第1巻

『楊家将(ようかしょう)』第1巻

(北方謙三&長沢克泰。PHP研究所。PHP COMICS。2010年。680円。)
「中国南部に建国された宋と、北の遼の間にあった国・北漢。その北漢の楊家は、当主・楊業とその七人の有能な息子たちが、最高の武門として攻め寄せる宋軍から国を守っていた。しかし、暗愚な皇帝とその佞臣たちが強過ぎる楊家に対して疑心暗鬼になり・・・」


中国では「三国志」や「水滸伝」などとともに人気のある「楊家将演義」を、北方謙三がアレンジして書いた小説のコミカライズです。作画はかつて「週刊少年ジャンプ」で「THE EDGE」を描いた長沢克泰氏。
私はこの「楊家将」ってのはまったく知らなかったのですが、中国ではそうとうメジャーなやつらしいですね。明代に書かれた古典文学で、京劇の演目・テレビドラマでも人気だとか。
北漢なんて国もいままで気にしたこともありませんが、この当時は黄河左岸より北で万里の長城よりか南の地域を治めていたようです。
勢いのある北宋は、趙匡胤の弟・二代目の太宗(趙匡義)の時代。
軍才はあるんだけど、妬まれて足をひっぱられまくってしまう将軍とその息子たちの活躍を描く話で、読んでてなんか田中芳樹が好きそうな内容だなー、と思ってたら、彼もちゃんとこれに目を付けてて、自分の作品として書く予定があったとか(まだ書いてない)。
絵も上手いし、話もいい。(日本では)マイナーな武将の話というのも、今の時流にあってて、これはもっと注目すべき作品かもしれませんね。
原作はまだ日本語訳の本すら出されてないけど、ネット上で有志による翻訳があるらしい。

参照サイト
楊家将演義(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%8A%E5%AE%B6%E5%B0%86%E6%BC%94%E7%BE%A9
北方謙三 楊令伝
http://www.shueisha.co.jp/suikoden/
北宋(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E5%AE%8B
北漢(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%BC%A2

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「楊家将」上巻。北方謙三著。
「独裁君主の登場 宋の太祖と太宗」



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