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モスクワを目指すドイツ軍の戦いを描く。小林源文『タイフーン作戦(Die Kampfe vor Moskau)』 

実はソフトで十数万もするのを買おうかと思ってたんですが、今年はアパートの契約更新の年で、その支払いをするので買うわけにはいかなくなった。いつまでたってもこんなギリギリ生活できないのに、どうするつもりなんだろな自分。

それはともかく。

小林源文『タイフーン作戦(Die Kampfe vor Moskau)』

『タイフーン作戦(Die Kampfe vor Moskau)』

(小林源文。学研。歴史群像コミックス。2002年。952円。197ページ)
「1941年10月、東部戦線のドイツ軍は、バルバロッサ作戦の第2段階・タイフーン作戦が開始される。モスクワを目指すドイツ軍は、ソ連軍の強力な抵抗・ロシアの冬の寒さ・不十分な補給などに悩まされつつも、戦い続けることになり・・・」


小林源文氏が「歴史群像」で連載している独ソ戦のシリーズの第2弾。
1941年の10月2日から1942年の1月まで戦いを描きます。誰かが主人公とかいうシリーズではなく、戦争中のさまざまなエピソードを連ねるようにして、戦争の経緯が語られていきます。
モスクワに攻め寄せたドイツ軍ですが、ほんとうにあとちょっとのところで駄目になってしまい、今度は逆に包囲殲滅されそうになってしまいます。
両方ともほんと酷い戦い方で、ボロボロ人が死んでいきます。ここまで寒い土地での戦争はいやですねー。あと、冬期装備は用意してあったけど、実際には道路の泥濘化で輸送できなくて前線に届かなかったとありますが、そういう話ははじめて聞きました。ホントかな?
ところで、グデーリアンはトゥーラにいたとき、トルストイの家に野戦司令部を置いてたそうです。

本の全体の4分の3くらいはこの「タイフーン作戦」ですが、残りは「ヘルマン・ビックス戦記」というのが収録されています。ドイツ軍の名戦車乗りの話で、三話あります。これ、いろいろなものに収録されたものをまとめたもののようですね。三話で戦争終結のところまでやってます。彼は戦後は西ドイツ軍で1970年まで勤めたそうですね。

参照サイト
歴史群像 ― 学研デジタル歴史館
http://rekigun.net/
モスクワの戦い(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
Hermann Bix(wikipedia)英語
http://en.wikipedia.org/wiki/Hermann_Bix

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