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ほんとうに初めての人の入門書としては最適の中世都市生活を紹介する本。醍醐嘉美と怪兵隊『幻想都市物語』

こんばんは。馬頭です。
先日枕元に積んであった本が寝てる時に崩れてきて顔面に当たって痛かったです。もう積む場所が無いからあとは高く積むしかないですよ。

それはともかく。

幻想都市物語中世編_醍醐嘉美と怪兵隊

『幻想都市物語<中世編>』

(醍醐嘉美と怪兵隊。新紀元社。Truth In Fantasy V。1650円。245ページ)
プロローグ
1.市壁
2.市民の家
3.教区教会
4.中央広場
5.市庁舎
6.大聖堂
7.商館
8.職人通り
9.大学
10.修道院
11.城
エピローグ
参考文献


新紀元社の「Truth In Fantasy」シリーズのひとつ。5番だからほんとうに初期のやつですね。中世ヨーロッパの都市生活について判り易く解説した本。
いきなり歴史の本を読んだりするのは大変ですが、これは中世のヨーロッパの都市に関する情報が簡潔にイラスト付きで紹介されてて、わかりやすい。入門書としてはとてもいいかと思います。
そもそもTRPGなどのゲーム関連の人が作った本のようなので、簡単にファンタジー系の世界の参考にできるような感じにしてあるのでしょう。
本の中では、実在の都市ではなく、架空の都市マルクスブルクというのをとりあげています。神聖ローマ帝国のマルクスブルク選帝侯領の中心都市で、かつてマルジア族(架空の部族?)の住んでいた土地で、ローマ皇帝マルクス・アウレリウスにちなんだ都市としています。時代的に12世紀から15世紀あたりを想定してあります。ハンザ都市でもあり、当時としては大きめの都市で大司教座でもあるということになっています(あれ? 大司教座があるんだから大司教領じゃないのかな?)。
庶民の家のことから市場や教会制度のことまでカバーしてて、中世都市のことはだいたいわかるようになっています。

参照サイト
新紀元社
http://www.shinkigensha.co.jp/
都市(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%B8%82
ケルン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%B3

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「城」Truth In Fantasyシリーズのひとつ。
「中世ヨーロッパの都市世界」



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