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熊と人間たち関係の歴史を紹介する。ベルント・ブルンナー『熊 人類との「共存」の歴史』

iPhoneにいろいろアプリ落としても、結局使うのはほんの一部。こういうのは、いろいろ集める人に限って、集めたあとは使わないものですね。負担になるからいらないのはどんどん削除しないとな。

それはともかく。

ベルント・ブルンナー『熊 人類との「共存」の歴史』

『熊 人類との「共存」の歴史』

(ベルント・ブルンナー。訳/伊達淳。白水社。2010年。2400円。242ページ)
序文
第一章 熊の辿ってきた道
第二章 変異
第三章 ドウクツグマの謎
第四章 誤解
第五章 異国での発見
第六章 熊の個性
第七章 音、感覚、合図
第八章 ペットとしての熊
第九章 東シベリアでの観察者
第十章 対峙する
第十一章 狩る者と狩られる者
第十二章 イヌイット族とホッキョクグマ
第十三章 もっと、もっと近くに
第十四章 熊のショー
第十五章 熊の代役
第十六章 熊恐怖症
エピローグ
謝辞
参考文献に関して
訳者あとがき
図版クレジット
推奨文献目録
索引


熊の歴史について扱った本です。去年の夏に出た本ですが、たしかクリュチェフスキーの本と同時に買ったはず。
熊がどのようにな生き物で、そして人間との関わりはどのようなものだったのか、ということがいろいろな時代と地域について語られていきます。熊といえば獰猛な野獣というイメージがありますが、本当にそうなのか? ということについても書いてます。
ヨーロッパでは早いうちから追いやられてたようでして、イギリスでは紀元前一〇〇〇年前には野生の熊はいなくなっていたと書かれてます(ただし、別の記事で遅くとも七世紀までに絶滅、ってのもありましたが。誤訳?)。ドイツ・フランスでもそれから500~600年後には消えていったそうです。でのこの文章の中で、16世紀になっても狩猟家が熊狩ってたという話してますし、どういうことなんでしょうね?
それはともかく、いろいろ面白いエピソードがあって楽しめました。熊は飼いならせない動物として知られてますが、それでも熊に芸を仕込んだり、いろいろやりとりをしようとした人の話なんかもありまして、かなり無理してるのがわかります。
日本のことも載ってますが、アイヌ人や北海道のことが多いです。あとインディアン、イヌイットなどの北アメリカの話や、シベリアの話もかなりあります。


参照サイト
白水社
http://www.hakusuisha.co.jp/
クマ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%9E

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「鱈―世界を変えた魚の歴史」



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