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19世紀ヨーロッパ風の架空世界の士官学校を舞台に描かれる熱い戦記作品。中島三千恒『軍靴のバルツァー』第1巻

web拍手レス
>軍靴のバルツァー買いました。ナイスネイチャー!!じゃなくて、楽しい作品ですね。
なんといいますか、すきまをうめるような設定に思えます。十九世紀なかばの欧州が舞台とは・・・・・同じような作品をほかに知りません。
”獅子たちの時代”という小説(長谷川哲也先生のアレとは無関係です)が浮かんでくるくらいです。
ぼくが知らないだけでけっこう多いのかもしれませんが。

そうなんですよね~。この時代の作品はほんとに数少ない。漫画となったらほぼ無いですからねー。日本語でこの時代の軍隊についての本がもっと充実してくれば違うかもしれませんが、でも、どの層にウケるんだろうか・・・

>図書館で、世界の名銃(ノーベル書房)という本を借りました。
>18世紀末から20世紀はじめ頃までの鉄砲をいろいろ紹介した本です。
>軍靴のバルツァーに出てきたのはこれかな?なんて考えながら読んでいます。
>幕末日本で活躍した銃も混ざっていますね。
幕末の日本に当時どんどん性能が上がっていった銃やその型落ちの銃がいろいろと流れてきてて、意外な銃が登場したりしてて楽しいですね。兵器史というのは近代以降が複雑だけど面白そう。

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どうも。馬頭です。
ジャイアンの声をやってる二代目の声優さん・木村昴氏は日本人母とドイツ人父とのハーフだそうです。しかも、ライプツィヒで1990年生まれって、ご両親はこの時どういうシチュエーションだったのかが凄い気になりますね。

それはともかく。

中島三千恒『軍靴のバルツァー』第1巻

『軍靴のバルツァー』第1巻

(中島三千恒。新潮社。バンチコミックス。2011年。552円。)
「軍事大国・ヴァイセン王国の士官として順調な出世を遂げていたベルント・バルツァー少佐は、ヴァイセンの同盟国バーゼルラントに王立士官学校で教える軍事顧問として派遣されることになってしまう。軍事後進国の旧態依然とした様子に困難を覚えつつも、なんとか奮闘するのだが問題は山積みで・・・」


「赤壁ストライブ」や「建安マエストロ」など三国志ものの漫画を描いていた中島三千恒(なかじまみちつね)氏が「webバンチ」で連載をはじめた新作「軍靴のバルツァー」の単行本1巻が発売になりました。

今度の作品は、19世紀中頃のヨーロッパをモチーフとした架空世界のお話です。
勢力を拡大し続ける大国ヴァイセンで、順風満帆の出世コースを歩んできた有能な若き士官バルツァーは、どういうわけか南部の同盟国・バーゼルラントへと行って、士官学校の先生になることになってしまいます。
そこには軍事後進国としての古臭い戦い方や装備しかなく、士官の質も教えてる教官の質も悪い上に、市民にも軍隊の受けが悪いという困った状態でした。
バルツァーは困惑しつつも、できることからこの酷い状態をなんとかしようと手を付け始めます。
しかし、来てそうそうにケンカを売ってしまった相手が、なんとこの国の第二王子で・・・。

ドイツ風軍事国家ということで19世紀半ばにプロイセンの活躍した時代を彷彿させる戦記ものとなっています。剣や槍で戦うということもなくなって、銃と大砲の戦いの時代にはなっていますが、それでも騎兵はまだいますし・・・、設定として戦争の様相が変質する過渡期な感じがある時代をセレクトしたのがいいですね。ダメダメな士官学校に教官として赴任して・・・というシチュエーションがなんとも燃えます! 本国の思惑もありますが、バーゼルラント内でのゴタゴタも絡んできて、これからの展開が楽しみです。

参照サイト
雪中送炭(中島三千恒)
http://mititune.xii.jp/
 雪中送炭 ブログ
http://mititune.blog49.fc2.com/
軍靴のバルツァー | 連載作品 | web@バンチ
http://www.comicbunch.com/comicinfo/baltzar/
プロイセン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3

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戦争の革新的時代に焦点を当てて紹介する。学研・歴史群像 グラフィック戦史シリーズ『戦術戦略兵器事典 3 ヨーロッパ近代編』
http://xwablog.blog20.fc2.com/blog-entry-695.html



「魏志 文帝紀 建安マエストロ!」第1巻
「The Army of the German Empire 1870-88(ドイツ帝国の軍隊 1870-88)」
「スプーンと元素周期表―「最も簡潔な人類史」への手引き」



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