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研究者の夫に振り回されて世界各地で暮らすことになるのだが・・・。ヤマザキマリ『世界の果てでも漫画描き』第2巻 エジプト・シリア編

どうも。馬頭です。
乾燥機能使ったあとの洗濯機の中って、なんだかトンガリコーンの臭いがしませんか?

それはともかく。

世界の果てでも漫画描き』第2巻 エジプト・シリア編_ヤマザキマリ

『世界の果てでも漫画描き』第2巻 エジプト・シリア編

(ヤマザキマリ。集英社。創美社コミックス。2010年。590円。128ページ)
「比較文学の研究者・ベッピーノと結婚することになった放浪の漫画家ヤマザキマリ。だが、突如アラビア文学にハマった彼は、エジプトの大学へ留学してしまう。ベッピーノの意向で結婚式はエジプトのイタリア大使館で行なうことになるのだが・・・」


「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリ氏が自分の人生を描くエッセイ漫画です。今回は、夫と結婚し、彼についてエジプトとシリアで暮らしたときのことを描きます。てゆーか、どっちの国も今大変なことになってる国だ。住んでたのは何年も前の話らしい。連載の方は、「office YOU」です。
あと、巻末にはヤマザキマリ氏が同人誌「赤い牙」で描いた「ダマスカス式携帯電話」が収録。

夫であるベッピーノさんは、えらい頭が良くて、伊・英・仏・葡・アラビア語が話せて、比較文学を専攻して博士号目指して勉強中らしい。
日本人がそんな夫と結婚することになった経緯と、そのことで住むことになったエジプトのカイロとシリアのダマスカスでの面白い話を漫画にしています。作者の「アラビア猫のゴルム」は、このダマスカスでの話。
今回は超笑えました。そしてなにより歴史好きにはたまらない羨ましいともいえる状況の話でして、そういう意味でも楽しめました。
歴史好きな夫に案内されて、ピラミッドやイスラム建築のモスク群、古代遺跡なんかを観光するのですが、夫も面白ければ、作者も、現地の人も面白い。
シリアでは、2002年の話だったらしく、国境近くの遺跡に行ったら、イラクから家財積んで逃げてくる人たちがいっぱいいたとか、ローマ帝国の国境の街ドゥラ・エウロポスの遺跡ではササン朝の軍隊が壊した城壁がそのまま残ってるのを見たり、パルミラ遺跡では客が自分たちしかいなくて独占状態だったりとか! なんでもシリアは観光誘致が下手らしい・・・
6世紀の遺跡に行ったら、ベドウィンの家族が勝手に住んでた、とかいう話も面白いなぁ。

参照サイト
ヤマザキマリ・Somos em Portugal
http://moretsu.exblog.jp/
office YOU
http://officeyou.shueisha.co.jp/sobisha/
カイロ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AD
ダマスカス(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%B9
パルミラ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%A9
ドゥラ・エウロポス(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%9D%E3%82%B9
比較文学(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E8%BC%83%E6%96%87%E5%AD%A6

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「アラビア猫のゴルム」1巻
「テルマエ・ロマエ IV」12月発売予定。
「古代シリアの歴史と文化―東西文化のかけ橋」



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